80歳をこえる父と母が大ゲンカしたと今朝、父との電話で知りました。
晩御飯のときに父が母に
「おまえは大食いや」
と言ったらしいのです。
もちろん父はそんなことは言っておらず、認知症の母の完全な妄想。
「言った」
「言ってない」
と言葉の応酬があったらしく、ついには母が父にコップのお茶をブッかけた!
ドラマかっ!
これに激怒した父に対して母がとった行動は、
家出
80歳すぎた、足の悪い高齢女性の家出~!
家を出たことに気づいた父がすぐに近くに住む兄夫婦に連絡し、ほどなく兄によって保護されました。
近くの公民館前の花壇のフチに座ってたらしい。
本当に早い段階に見つかってよかった。
冬の夜、外をウロウロしてたら風邪ひくとこだった。
風邪どころか、迷子になってたかも。
前に自動者免許証の更新で警察署にでかけたとき、壁に行方不明者のポスターがたくさんはってありました。
「散歩に出たまま」
「買い物に出たあと」
など、その多くは高齢者の行方不明者の情報。
今回家出した母がすぐに見つからなったらリストの末尾にのってたかも知れない。
ヒヤリとしました。
母は数年前から認知症。
もちろん本人はまったくそんなつもりがなく、今回の「大食い」発言も母の妄想のせい。
これまでも父に「お金を取られた」と言ったり、
食事をした直後にまた作りだしたり、
夜中に起きてお風呂を沸かしだしたり。
今後、どうしていけばよいのか・・・。
母はとても自尊心が高い人なんです。
そのためかデイサービスやショートステイなどには強い拒否感を持っています。
以前ヤンワリとすすめた時には
「そんな年寄りの行くとこに行きたくない。私はちゃんと自分のことはできてます」
と全く聞く耳を持ちませんでした。(80過ぎてるから、十分お年寄りだと思うんだけど)
まだ「しっかりしている」と自分で思っている母にとって、デイやショートステイは「ちゃんとできない人が行く場所」。
屈辱的なんだと思います。
ある程度年を取れば、今までどおりできなくなるのは当たり前。
デイサービスやショートステイはそうなった時にお世話になる場所なのに、そうは受けとれない。
母の気持ちも尊重したいけど、父も高齢。
そろそろ真剣にデイやショートステイも考えなければいけない段階にきてると、今回の家出事件で思うようになりました。
ゆうゆう的まとめ
母の認知症が進むにつれ、一緒に過ごしている父に大きな負担がかかってる。
母との2人きりの生活は、父にとっては相当なストレスになってきています。
今回の母の家出は、なんらかの対策を早急にこうじなければと思わせる大きな事件でした。
ゆうゆうでした。