先日、娘が卒業文集を持って帰ってきました。
将来の夢や学校生活の想い出、友達の話などが書かれており、楽しく読んでいたんですが、知っている子の箇所になったとたん、
あれっ?違やん
と頭の中がフリーズ。
その子をかりにAちゃんとします。
Aちゃんは娘と小学3年生からのお友達でお互いの家を行き来するほど仲良くなっていたんですが、4年生ごろから関係がおかしくなり、5年生では完全に娘は無視されるようになっていました。
無視というか、娘の方をチラチラみてはコソコソお友達と話をするという、陰険なコトをされていたんです。
4年生の途中までは登下校も一緒にしていたのですがそれもなくなり、娘はいつも1人で下校していました。
下校時も1人で帰る娘を見つけると、Aちゃんはいつもチラチラ見てきて他のお友達とコソコソしゃべる。
私が見ている前でも平気でチラチコソコソ。
なんって陰険なヤツ(←ヤツ呼ばわり)
と私は怒り心頭で、次にAちゃんがチラチラコソコソしている場面をみたらスマホの動画で撮って親に見せてやろうと思うほどでした。
というのもAちゃんママがわが家に来て「娘ちゃんは友達の悪口をいう嘘つきだからAは一緒に登下校したくないと言ってる」と言ってきてたからです。
「コレはよくない」と思ったのですぐに娘と話をし、人の悪口は言わないとシッカリと伝えるコトができました。
娘のおしゃべりで、おそらくAちゃんは不愉快な思いをしたんだと思います。(ただAちゃんも友達の悪口は言ってたそう)
でも、それをわざわざわママが私に言いに来るって・・・
子ども同士で話してくれ。
そして、例のAちゃんのチラチラコソコソです。
あんたの娘、めっちゃ人の悪口言ってるやん
娘を「悪口」「嘘つき」をよばわりしたAちゃんとAちゃんママ。
自分や、自分の子どもはこんな陰険で卑劣なコトしてるのに、どう思ってるワケ?
Aちゃんのチラチラコソコソは4年生の後半から卒業するまで続きました。
娘はずっとシンドイ思いをしていたようですが、私からは相手にしないようにと伝え、娘なりに対処していたようです。(幸いなことに6年生の途中から娘は別のお友達と楽しく帰るようになりました。)
と、前置きがずいぶん長くなりましたがココからが文集問題。
なんとAちゃんが文集で「どんなお友達にも優しく」「誰とでも仲良くやっている」というコトを堂々と書いていたんです。
マジですか!?
と目が点。
それがまたね、Aちゃんだけじゃなかった。
お友達に意地悪している別の子も「友情」「友達の大切さ」などを切々と書いてたり、ウワサに聞いている別の問題児も「人にやさしく」「協力しあって」などと書いてる。
みんな記憶喪失なん?
と衝撃。
でも多分、子どもなんてそんなモノなのかなぁ、と。
あくまで中心は自分自身。
だから意地悪しているつもりはないし、自分は悪くもない。
居心地のよい関係が自分のまわりに作れていれば、それはもう「全員仲良し」。
あまりにもたくさんの子が同じようなコトを書いていたので、卒業文集は本当に衝撃的でした。
今回文集を読んで強く思ったのは子どもは自覚がなくとも嘘をつくと言うコト。
もちろん自分の子どもの言うことは信じたい。
でも、やっぱり子どもは自分に都合の良いことしか言わない面もあるコトを肝に銘じておかねば、と思いました。
とくに子どものお友達関係は「誰がなにをした」「誰がなにを言った」など本当のことがわからないコトが多い。
以前、別の負けん気の強いお友達のママからも、「娘ちゃんにキツイこと言われたと言ってる」と聞いたことがあります。
私が娘から聞いていたのは、そのお友達にキツイ言葉を投げられたから同じように言いかえした、とのコト。
正直、どっちが正しいかはわからない。
だから私は子どもの話はシッカリと聞きつつ、子どものイザコザには基本的に口は出さないスタンスでいたい、とあらためて思いました。
ところでAちゃんの文集。
「お母さんやお父さんが”人には優しくしなさい”といつも言ってくれるから、私はそうできるようになりました。」と書かれていました。
ドヒャ~!(←表現が古い?:笑)
これを読んだAちゃんママは、きっとこれからも同じように子ども同士の話に口を出してくるんでしょう。
子どものコトは信じる。
でも子どもの言葉全てを鵜呑みにせず、冷静に見守ることが大切だな、と感じたのでした。
ゆうゆうでした。