4年生のころから急に難しくなった娘の友達関係。
それまで仲のよかったお友達(Aちゃん)からキツイことを言われたり、仲間外れにされたりしてギクシャクした日が続いていました。
5年生のクラスでも毎日のようにイザコザがあり、帰宅時の娘の表情に一喜一憂していました。
それが6年生になってから、急に今まで仲たがいしていたお友達と一緒に過ごすように。
ずっと心配していたので、今はホッとしています。
どうして改善したのか。
その理由は子ども達の成長だと思います。
4年生のときに仲たがいした理由は、何でも命令するAちゃんが嫌だったことから娘が反発した、と聞いています。
コロナ禍まっただなかの時は友達と遊ぶのを制限させられたり、髪につけていった手作りのシュシュ(紺色)を「そんなんつけたらアカン」と言われたり。(Aちゃんはパーマ風の髪型にしてフワフワの髪飾りをよくつけてました:汗)
娘はよく泣いて帰ってきていたのですが、先日Aちゃんママとお話していると、「Aは●●ちゃん(娘)に色いろキツイことを言われて嫌だったみたい」と言っていました。
(えっ!?それはAちゃんもだよね?)と思いましたが、私はなにも言いかえさず。
Aちゃんは何でもハッキリと言う子で、それまでもお友達とトラブルが何度かあったと聞いていたのでどちらかと言うと娘が被害者だと思っていました。
でもきっと娘も言い返したり、お互い同じようなことをやったり言ったりしていたんだと思います。
こういう場合、どっちの言い分が正しいのかわかりません。
子どもは親に、自分のことを悪く言うハズがなんてないんですから。
娘の言いぶんは信じるけど、100%真実ではない。
それは相手も同じなんだと思っています。
それでもお友達と上手くいかなかったことは事実。
これまでポロリとこぼす娘のツライできごとに耳を傾け、寄りそってきました。
時にはお友達づきあいの本をさりげなく買って本棚においたり、娘のプライドを傷つけないように娘の悪い点(言い方など)を注意したりもしました。
私自身も娘から聞くAちゃんの話にモヤモヤしつつも、AちゃんやAちゃんママと道で出会えば挨拶するようにしていました。
とにかくいつでも仲直りできる扉は開いておきたい。
そんな一心からでした。
そして6年生になったある日、娘が久しぶりに笑顔全開で帰ってきたんです。
Aちゃんと一緒に学校から帰ってきた、と。
私が考えていた以上に娘はAちゃんのことを考えていたんです。
本当は仲直りしたいけど、どうしていいかわからない。
あれから1年、2年と時がたちすぎてタイミングがわからない。
私も何度か「声をかけてみたら」と言ったことがあったんですが、「無理」の一言。
ずっとずっと気になっていました。
それが、その日はAちゃんから「一緒に帰ろう」と声をかけてくれたそう。
帰ってきたときの娘の喜びようといったら、子犬のようでした。(笑)
それから毎日一緒に帰るようになっており、先日は3年ぶりに家に遊びに来てくれました。
私の知っていた過去のAちゃんは、よく「〇〇したらダメ」「〇〇が正しい」と常に自分が正しいといった発言をしていましたが、全くそういったことを言わなくなっていてビックリ。
娘の話をよく聞き、尊重し、一緒に楽しむ。
そんな子になっていました。
実はAちゃん、6年生のクラスでお友達と上手くいかないことがあったそう。
そんな時、娘を思い出してくれたんだと思います。
Aちゃんもずっと娘とのことが気になっていたんだなぁ、と。
娘は娘で長い間一人で下校するなどツライ時期がありました。
友人たちと帰るお友達の姿を横目に色んなことを思い、考え、悩んだりしていたんだと思います。
子どもが友達とトラブルになると、親は胸がはりさけそうになります。
不安で、心配で、ついつい間を取り持ちたくなる。
でも、やっぱりそれではこの先子ども自身が困る。
何かトラブルがあった時に、いつまでも親が助けることはできない。
子ども自身が考え、解決していって欲しいと思う。(もちろん悪質なイジメなどは、親が声をあげる必要があると思います)
娘もこの2年間、色いろ自分自身について考えたり、相手のことを思ったりして悩んだり、迷ったりしたことかと思います。
Aちゃんとはまた仲良くなれましたが、この先またどうなるかはわかりません。
中学生や高校生になって新しい友達ができても、その中でまた何か大なり小なりトラブルが起こることもあるでしょう。
でも、きっと自分で解決していく道を見つけることができるはず。
子ども同士の友達づきあいを通して、子ども自身の成長を見ることができた。
そんなできごとでした。
ゆうゆうでした。