息子がこの春から高校生になりました。
あんなに小っちゃかった子が、高校生・・・。
時がすぎる速さにただただ驚くばかりです。
幼稚園の頃は毎月のように高熱をだしていた息子。
小学校では学年で一番背がひくかった息子。
わが家は家族完結型だったせいか友だちも少なかった息子。
それがどんどん丈夫に、グングン背も伸び、たくさん友だちもできました。
志望校にも無事合格し、先週むかえた入学式。
新しい制服に身をつつんだ姿は、親の目からはとてもカッコよく見えました。
2年生から「この高校に行きたい」と目標を定め、塾にも行かず、1人でもくもくと頑張っていた息子にとって、念願の学校生活が始まります。
高校は学校愛が強く、先輩方や先生方も自校を誇りに思っている様子が入学式で伝わってきました。
オリエンテーションも済み、すこしずつですがクラスメイトともお喋りするようになってきてるよう。
学校から帰ってくるとハイテンションで色んな話しをしてくれ、まだ数日しか通っていないのに楽しそうです。
そんな様子を見るだけで、本当に嬉しい。
今日、散歩をしているときに、小さな男の子の手をひいている親子を見ました。
たどたどしく階段をのぼる男の子のペースにあわせ、ゆっくりと進む両親の姿。
私たちにも、確かにあんな時があったんだな。
ついこないだまで私の手をギュッとにぎり、1歩1歩あるいていた息子は、もう1人で遠くまで行くようになってしまった。
あの時間は、もう2度と戻ってこないんだな、と思うと切なくなりました。
これから新しい環境にどんどん順応していき、さなぎが蝶になるように成長していくんでしょう。
嬉しいけど、ちょっと寂しい。
きっと多くの親が思ってきたことを感じている春なのでした。
ゆうゆうでした。