子供への注意が、思わず「怒り」に変ってしまっていることってありますか?
私は、あります。
ついつい感情的になって、あとで後悔する。
少しでも冷静になれるように育児書を読んだり、アンガーマネジメントの本を読んだりしてきましたが、思ったとおりにいかないコトも多いです。
それでも、ここ数年で随分コントロールできるようになってきました。
今日は、私なりにやっているアンガーマネジメントの方法をご紹介したいと思います。
アンガーマネジメントってなに?
「怒り」をコントロールする方法です。
コントロールなので制御したり調整することが目的で、全く怒らなくすることを目的としたものではありません。
なので、「怒ってしまっても、まぁ大丈夫」くらいのスタンスで取り組むと気が楽です。
怒りはどこからやってくる?
実は先日、朝から8歳の娘に怒ってしまいました。
理由は体温計をなくしてしまったから。
コロナが流行してから、登校前の検温を学校で義務づけられています。
そんな中、体温計がないと気づいたのは登校前ギリギリの時間。
いつものように体温を計ろうと体温計ケースを開けると、
(なぜこのギリギリのタイミング!?)
(って言うか、なんでケースの中に体温計がないん?)
最後に使ったのは昨日の朝、検温した娘。
お友達の待ち合わせの時間まで5分もなく、息子も検温できません。
思わず、
と声を荒げてしまいました。
なくしてしまった娘はもちろん、息子も計れない。
待ち合わせの時間はせまってる。
私はプチパニックです。
頭の中は「なんでなくすねん!」と言う文字と、普段からポイポイあちこちに物を突っ込む娘に怒りがとまらず、つい普段から片付けができていない娘のコトをせめてしまいました。
でもだんだん暗くなる娘の顔を見て、
と思いなおし、
その後は、
- 体温計は家に1本しかないので大切にして欲しいこと
- あった場所にちゃんとしまって欲しいこと
- 整理整頓ができてないと必要なときに見つからないこと
- 学校へ行っている間に探し、見つからなかったら買ってくるから心配しなくていいこと
と言うことができました。
思わず怒ってしまった直後に思い出したのは、「本当にそれは、怒る必要があることなのか?」と言うアンガーマネジメント。
今回の場合なら、
- 体温計をなくした
- 朝の忙しい時間
- もう登校まで時間がない
- 普段からちゃんと物をしまっていないから
- 娘がメッチャ悪い
と言う思考でイライラしてしまいましたが、よく考えたら体温計がないだけ。
急いでいるときに必要なものがないのでフラストレーションを感じたから怒ったのであって、もし時間に余裕があるときなら「一緒に探そうか」と声をかけてあげれたかも知れません。
子供に対する怒りは、自分の思い通りにならなかったり期待外れだったりするとおこることがほとんど。
今回も、理想と現実のギャップによってひきおこされた怒りでした。
アンガーマネジメントのやり方
よく「怒りのピークは6秒間」と聞きますが、私は6秒でおさまるとは信じられません。(笑)
私の場合、逆に6秒間で怒りがより強くなっていく。(笑)
じゃあどうやって怒りをしずめているかと言うと、自分に置き換えてます。
「子供がやった失敗をもし自分がしてしまったら。」
えぇ、大抵やってます。(笑)
お茶を床にこぼす、忘れ物をする、学校からもらったプリントをクシャクシャにしてる・・・・。
自分だって体温計がどこにいったかわからなくなったコトがあるし、もっと大事なものをなくしたコトだってあります。
もしやったことのないことでも、今後自分がする可能性も十分ありえる。
つまり、我が家の子供に対する怒りなんて、大抵それくらいの程度のものなんです。
この「自分におきかえる作戦」で、私は怒りの気持ちをコントロールしています。
6秒間の我慢より、私の場合、よっぽど効果があります。
それでも怒ってしまったら
それでもつい、必要なかったのに感情まかせに怒ってしまったら、そのときは謝ってます。
「ゴメン、言い過ぎた」「怒るようなことちゃうかったのにゴメン」などなど、すぐに謝る。
それで帳消しになるわけではないですが、怒る必要がないのに頭ごなしに怒られてしまった子供への謝罪です。
大人も子供もなく悪いと思ったら謝る姿勢をみせているので、子供も許してくれます。(笑)
まだまだ第一声は怒ってしまうことがありますが、怒ったあとはすぐに軌道修正。
「これでお互いが気持ちよく」と言ったらなんですが、私は自己嫌悪が多少なりとも薄れ、子供は得心いくようです。
ゆうゆう的まとめ
私はもともと感情的な人間なので、怒りをコントロールするのは大変です。
とくに体調が悪い時や生理前などはとくにイライラしがち。
それでも随分アンガーマネジメントにより、自分の気持ちに折り合いをつけられるようになってきました。
「悪事」ならともかく、本来「子供の失敗」は怒るようなコトではないハズ。
なにかしでかしたときに「悪かった」と1番思っているのは本人。
グッとふみとどまり、冷静に怒りをコントロールする。
怒る回数が減るだけでも子供はもちろん、私自身、自己嫌悪におちいる必要がなくなります。
もし私のように6秒間で怒りをおさめられなかった方は、「自分に置き換える」方法、試してみてください。
ちなみに体温計は無事ペン立ての中から出てき、買わずにすみました。(笑)
あ~、よかった。
ゆうゆうでした。