『決戦!どうぶつ関ヶ原』を借りて来ました。
この本は、動物になった武将たちが天下分け目の戦い、関ヶ原で戦っているお話です。「歴史絵本!?」とちょっと身構えた方、大丈夫です! 絵も文も、ユーモアがあって、とっても面白いんです♪
子供達も毎回熱心に読んでおり、おススメの絵本です。
特に息子はこの本をきっかけに、歴史本を借りるようになったので、読んだお子さんは歴史への興味が広がるかも知れませんよ。
それでは、今日は『決戦! どうぶつ関ヶ原』をご紹介したいと思います。
Contents
10秒で説明『決戦!どうぶつ関ヶ原』
1600年の天下分け目の戦い「関ヶ原の戦い」を、史実をもとに分かりやすく描いた絵本。武将たちがタヌキや猿、羊やイノシシなどの動物で面白可笑しく描かれている。
対象年齢
幼児から~
【出てくる文字】
全て
【1ページの文字数】
100文字前後
漢字もカタカナも出て来ますが、幼児でも楽しめる本です。何せ色んな動物が戦っているので、ビジュアル的に楽しめます。
本文の文字は少な目ですが、各武将のセリフがソコソコあります。でも「見てくるカニ」「イカん」「ちゅっ込むぞ」等のキャラの吹き出しなので、マンガみたいでかなり読みやすいですよ。
『決戦!どうぶつ関ヶ原』の魅力って?
武将が動物キャラなのが最大の魅力
子供はどうか分かりませんが(笑)、大人としては、武将がどんな動物で描かれているのかが最高に面白い!
- 家康/タヌキ(やっぱりね)
- 長政/カラス(黒田やもんね)
- 三成/猿(秀吉の後やから)
- 左近/ゴリラ(流石、鬼)
その他も関ヶ原で活躍した武将たちが、カエルやフクロウ、ライオンや鶏などの姿で描かれています。
勿論子供達はほとんど武将の名前は知りませんが、知らないながらも各動物がキャラ立ちしてるので普通の動物達が戦っている絵本として楽しんでいました。
見ごたえのある細かい絵の描写
合戦には東軍、西軍各8万人もの兵士たちが参戦していたため、絵本でもかなり細かい描写で沢山の軍団が描かれています。
小さな絵なのにちゃんと旗を持っていたりして芸が細かい。
子供にしてみたら、タヌキや猿や、イタチやタコ(動物ちがうけど)やらが、ごちゃまぜになって戦っているんですから、そりゃ、視覚的に見て面白いですよね。
しかも、全く関係ない所でキノコ狩りしていたり、蝶々と捕まえようとしていたり、何故か孫悟空がいたりして、アレコレ見ちゃいたくなっちゃう仕掛けが沢山あって、本好きの気持ちをくすぐります。って私がメインで読むんじゃないんやけど(笑)。
史実に基づいて書かれている
動物が戦っていたりするので一見おふざけな感じがしますが、内容は史実に基づいて描かれています。
ちゃんと三成率いる西軍と、家康の東軍に分かれており、決戦が行われた9月15日の関ヶ原での一日が、見開きページで時間ごとに描かれていています。
小早川英明(ケロッパ、と言うカエルになってる)の裏切りのせいで次々に西軍が東軍に寝返る様子は絵本ながらハラハラしちゃいました。ってまたもや私(笑)。つまり、大人でも楽しめる、と言うコトなんです。
子供にしてみれば「タヌキの大将と猿の大将が色んな動物達を引き連れて戦った」と言う話なんでしょうが、その中で、何となく知ってる名前の武将が出てくると俄然面白さが増してきます。
初めてこの本を借りて来た時は、セットでコミック版の家康と三成の本を借りて来ました。そうすると、より面白くなるので。
今回は、『 竹中半兵衛』を借りて来ました。半兵衛が助けた松寿丸は、後の家康の軍師、黒田長政となるのでその伏線として。
読書好きにはこういうの、本当にたまりません♪ って完全に私の世界。
にしても、このコミック版の歴史シリーズはいつ見ても全主人公がイケメンですね(笑)。
『決戦!どうぶつ関ヶ原』の著者について
著者はコマヤスカンさんです。
ゆうゆう的まとめ
『決戦! どうぶつ関ヶ原』いかがでしたか?
私は昔、歴史の勉強をしていたコトもあるので歴史ものがかなり好きです。勉強してても読んでも、直ぐに頭の中から消えちゃうのがツライところですが・・・。
でも、やっぱり歴史って、壮大な物語のようで凄く面白い♡
面白い歴史の絵本や本を通し、子供達が「歴史=暗記=面白くない」とならずにいてくれると良いなぁ~、と思っているのでした。
ゆうゆうでした。