扁桃炎

 

扁桃腺が大きく、しょっちゅう扁桃腺炎(以後、扁桃炎)になっていた息子。

幼稚園年中さんでは1か月に1度は38度以上の高熱を出していました。

耳鼻科の先生には扁桃腺とる手術をするようすすめられましたがセカンドオピニオンを受けた結果、とらずにいます。

小学2年生になった今は扁桃腺の手術を受けるか経過観察中です。(5年生になりましたが、扁桃炎での高熱は1度もだしていません)

今日は、扁桃腺の手術をしなかった息子の状態や、耳鼻科の先生に言われたことをご紹介したいと思います。

 

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扁桃炎ってどんな病気?

扁桃炎は簡単に言うと扁桃腺に菌がついて炎症を起こし、熱を出す病気です。

ふつうの風邪だと安静にしておけば熱が下がったり喉の痛みが引きますが、扁桃炎は抗生物質を飲まないと治らない。酷くなると扁桃に白い膿(うみ)がつき、入院する場合もあります。(息子は入院しました)

また、扁桃炎はもともと自分の体にある常在菌が悪さをするため、基本的に人にうつることはありません。

看病していた私も、一緒に遊んでいた娘も一度も扁桃炎になりませんでした。

他の子供たちは風邪をひいても2,3日で治るので、きっとママ友たちは息子がしょっちゅう病院へ行くのを不思議に思っていたと思います。でも、安静にしても治らないのが扁桃炎なんですよね。

 

医師が手術を進める目安

小児科、耳鼻咽喉科のどちらにも通っていましたが、お医者さんが扁桃腺を切る手術をすすめるのは高熱が年3~4回出た場合なんだそう。

息子は年に10回ほど熱を出していたので「直ぐにした方が良い」「小学校入学までにした方が良い」と小児科と耳鼻咽喉科のどちらの先生からも言われました。

 

扁桃腺の手術のメリット

扁桃炎を起こさなくなる

ばい菌がつく扁桃を取るので扁桃炎は起こさなくなります。

高熱が出なって体力もつくだろうし、扁桃炎治療のための抗生物質を飲む必要もなくなります。

 

食欲が出るようになる

扁桃炎を何度も起こす子供は一般的に扁桃腺が大きい場合が多く、扁桃が邪魔して食べ物を飲み込みにくかったりするそうです。

息子も食が細かったですが、一度扁桃炎になると腫れた扁桃で喉の入口が極端に狭くなり、食事をするのが辛そうでした。

食が細いと大きくなれないので、小柄なお子さんにとってはメリットです。

 

いびきをかかなくなる

扁桃が大きいと喉の入口が小さくなっていびきをかきやすくなりますが、取ればいびきをかかなくなります。

また、扁桃腺が大きいと無呼吸になることが多いようなので、これも解決できます。

 

扁桃腺の手術のデメリット

免疫器官がなくなる

扁桃はウイルスや細菌などが体に入らない様にする免疫器官です。

そのためこれを切ってしまうと免疫器官がなくなってしまいます。

ただ、扁桃の免疫器官としての役割は5歳くらいまでと最近では言われているので、専門の先生からは「問題なし」と言われました。

 

声が変わる場合がある

これをデメリットとするかは考えるところですが、扁桃腺を取ると声が高くなる人が多いようです。

女の子ならあまり気にしないかも知れませんが、男の子は気になる子がいるかも知れませんね。

 

体に負担がかかる

これが一番のネック。

体の器官を切除するので全身麻酔をしてメスを入れます。

手術後もすぐに食事は出来ず、血のにじんだ痰や唾を吐くようです。

大体数日で治まるようですが、私の知人のお子さんは1か月ほど不調な感じでした。(その後は元気いっぱいです)

まだ小さい子供にそんな思いをさせるのは、やっぱり親としてつらいので出来るだけさせたくないと思ってしまいますよね。

 

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息子の場合

現在小学2年生で経過観察中。まだ手術は受けていません。

手術をすすめられたのは年中さんの春休み。いつもお世話になっている先生に小学生になると学校を休みにくいので手術するなら幼稚園の内にした方が良い、と言われました。

信頼できる先生でしたが不安だったので、別でお世話になっていた耳鼻咽喉科の先生にもセカンドオピニオンを求めました。

こちらでも扁桃炎の頻度が高いために手術をすすめられました。摘出による万一の副作用を考えるより、現在抗生物質を取り過ぎている方がマイナス、との考えでした。

2人の先生から手術をすすめられたので覚悟を決め、紹介状をもらって総合病院へ行きました。

総合病院の耳鼻咽喉科の先生って、扁桃腺を切ることに何の躊躇もないんですね・・・。

手術は簡単で時間も子供なら1時間ほど。扁桃腺を取れば扁桃炎がおこらないんだから取ったらいいやん、と言った軽い感じの説明でした。

色々悩みましたが説明を受け、手術を受けさせることに決定。5月の診察の時点で夏休みの手術予定がいっぱいだったので、10月に予約を入れました。

 

様子を見ても良いと思った訳

ところが手術日を決めた途端、扁桃炎が激減。

5月の次に熱が出たのは何と8月下旬でした。

途中、引っ越しなどもあって小児科を変わったのですが、新しい先生は「大きくなれば、体力がつくのでもう少し様子を見ては」と言う慎重派。その言葉もあって、10月の手術をキャンセルして今にいたります。

あれから2年。

7歳になって食べる量も増え、体力も付きました。扁桃炎での熱は1年に2,3回に。確実に熱がでる回数が減っています。

ただそれでも相変わらず喉が弱く、風邪をひくと必ず喉にくるので毎回「扁桃炎にならない?」とハラハラ。

私も体調が悪くなると直ぐに喉が痛くなるので、私に似たんだなぁ、と申し訳ない気持ちに。まぁ、親子なので仕方ない・・かな?

 

扁桃腺の手術のリミット

もし手術するなら小学3,4年生までに済ませておく方が良いです。

これくらいまでなら手術の痛みが少なかったり、治癒力が高いのだそう。手術は大人になっても出来ますが、傷みは子供よりも強いし治りも遅いと言われています。

そして恐怖心。

小さいうちなら手術を良く分かってませんが、大人になると術前から色々自分で調べたり考えたりしてしまい、怖さが倍増されるらしいです。納得。

ゆうゆう的まとめ

そういうことで、我が家では手術を決定する小3、4年生まであと1、2年猶予があります。その間にどんどん体力をつけていって欲しい!

「簡単な手術」と言われても100%なんてないので手術は最終手段にしたい。

どの親御さんも、きっとそんな気持ち迷っているんでしょうね。

小さい頃にしょっちゅう扁桃炎があっても、息子のように小学生になったら回数が減ってくる場合もあります。その場合はしばらく様子を見てみるのも一つの手かと思います。

今後息子の扁桃炎が年2回くらいなら手術はしないつもりです。

本当に悩みますよね。

この記事が、扁桃腺の手術を迷っている方の参考になれば嬉しいです。

 

ゆうゆうでした

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