3歳にもなると市町村では検診が行われますが、これにはものすごく大切な検査があるって知っていますか?
それは視力検査。
じつは一生を左右するほど大切な検査なんです。
今日は、なぜ3歳児検診の視力検査が重要なのか、私の息子の例を紹介しながら説明しますね。
これから検診をうけるお子さんをお持ちなら、ぜひ頭の中に入れておいてください。
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一生を左右する視力検査
生まれて間もない半年検診や発達の遅れがないか気になる2歳児検くらくらべ、この3歳にある検診は気楽だと思っていませんか?
少なくとも私はそう思っていました。
でも、3歳児の視力検査はともて重要です。
弱視かどうかを見極める検査
人間の視力は6歳~7歳ごろまで伸びると言われています。
つまり視力は7歳以降は伸びないんです。
この時期までに視力が伸びなかった子どもはメガネをかけてもコンタクトをつけても矯正できず、弱視になります。
視覚の神経回路が作られるのは生後2か月から2歳までと言われており、この間になにか異常があると、視力の発達が止まってしまいます。
でもこの3歳児検診で異常を発見すれば、7歳までの4年間で視力を伸ばす矯正メガネやトレーニングで弱視を治すことができます。
3歳児検診は、弱視かどうかを見極める大切な検査なんです。
弱視になるとなぜ困る?
「弱視」はメガネをかけても視力が伸びません。
なので、将来にわたって色いろな問題がおこってきます。
一番大きいのが職業の選択が少なくなること。
メガネをかけても見えにくいので、自動車の免許もとることができません。
3歳児検診で弱視を見逃してしまったら?
3歳児検診時に視力に異常があるのをもし見逃してしまったら、次の公的な視力検査は小学校の就学前検診です。
就学前だと5、6歳なので、視力が伸びる7歳までわずかな期間しか残っていません。
公的な検診以外で子どもの視力の異常に気付くとなれば、よっぽどなことがないとむずかしいと思います。
どうして検診で見落としてしまうの?
見落としの原因の1つとしては、3歳児検診の視力検査が簡単すぎるから。
検査方法は問診票と一緒に送られてきた視力検査のキットを使って自分たちで検査します。
ほとんどお遊びみたいなものなので、よほどのことがないかぎりは視力異常を見つけることは難しいと思います。
もう一つは子ども自身が「見えにくい」状態をよくわかっていないから。
子どもの視力は生まれてから少しずつ伸びていくので、大人のように「最近見えにくくなった」と、前の見えやすい状況と比べることができません。
そのため、なにが見えやすくて見えにくいのかわかりにくいんです。
しかも相手は3歳。
大きくなったとは言え「見えにくい」状況を説明するには難しい。
社会的にも問題になっているので、眼科や小児科でも積極的に目の検査をしてくれるようになっています。
自宅での視力検査に自信がなければ病院で検査してくもらってくださいね。
視力の異常があった息子の場合
息子はこの3歳半検診の視力検査をすり抜けてしまい、視力の異常がわかったのは就学前検診でした。
検診があったのは11月でしたが眼科を訪れたのは翌年の3月末という入学直前。
下の子どもいてバタバタしていたこともありますが、息子は普段から眼が悪そうな様子もなく、普通に日常生活を送っていたのでまさか眼に異常があるなど考えたことすらありませんでした。
ゲームはさせていないし、テレビも1日30分から1時間ほどしか見せていなかったので、目が悪いわけないと思いこんでいたんです。
でも7歳までの視力異常は、テレビやゲームなどで視力が落ちる後天的なものではなく、生まれつきの先天性なもののため、目の使い過ぎとはまったっく関係なかったんです。
視力異常と言われて
入学直前に行った眼科で視力異常を指摘され、強烈な後悔に襲われました。
「どうして3歳半検診の時に気づけなったんだろう」
「就学前検診の結果を受けた時、なぜすぐに眼科へ連れていかなかったんだろう」
視力を伸ばす期間はごくわずか。
後悔先に立たず、です。
その後すぐに弱視矯正用のメガネを作りに行き、メガネをかけて1年半。
視力はなんとか矯正され、先生には「弱視の状態は脱しました」と言われましたがギリギリライン。
学校の検査ではいつも再検査になりますがそれでもひとまずホッとしました。
ゆうゆう的まとめ
私のように後悔しないため、ぜひとも3歳児検診の視力検査は慎重にやってくださいね。
自宅検査はじっくりと。
自信がなければ小児科や眼科などで検査してもらってください。
もし就学前検診でひっかかったら、私のようにグズグズせずに1日でも早く眼科へ連れていってあげてください。
可愛いお子さんの未来が、健やかなものでありますように!
ゆうゆうでした。