夫は運転ができません。
免許証はもってますが、免許をとってから今まで完全身分証明書。
なので、車の運転は全て私がしています。
近くのスーパーはもちろん、遠出も私。
そして私は運転が下手なので、ず~っと初心者マークをつけています。
これは「もたもたするかも知れません。ごめんなさい」という周りの車に対する「注意勧告」としてのマーク。
先日も休憩を入れながら4時間ほどの運転をしました。
初めての道で、とても緊張し、クタクタ。
正直長時間運転するときは、「交代してくる人がいると楽だなぁ」と思いますが、彼はできることをいつもしてくれます。
退屈しないようにお喋りしてくれたり、グーグルナビを見ながらナビしてくれたり、お茶を飲ませてくれたり、ガムを食べさせてくれたり。
私はハンドルを握って進むことはできるけど、ナビを見ながら運転するのは苦手。なので夫が声に出して色々教えてくれると本当に助かります。(嘘偽りなく)
私が遠出できるのは夫がいるから。
いないと子供を乗せて、知らない道を長時間運転するのはかなりハードルが高い。
なので、本当に助かっています。
数年前、車で鳥取県のみずきしげるロードへ行ったときは、5時間ちょっとかかりました。
初めての道でトンネルも多く、フラフラ。
あまりに疲れた私を見かね、夫が「俺も運転の練習をしようかな」と言いだしたのですが、丁重にお断りしました。
夫は職場も徒歩圏、仕事も車を必要としないので、普段の生活で運転する必要が全くないんです。
練習して運転するとしたら、1年に数回ある家族との遠出のときだけ。
そんな運転、怖くて逆に乗れない。(笑)
なので、ナビ専門でお願いしています。
この「夫は運転しない」ことを人に言うと、かなり驚かれます。
純粋に「運転しない」ことにビックリしているだけなんでしょうが、私の中では、
との認識。
彼は運転できないけど、私は運転できる。
私1人で運転できない距離なら電車や飛行機を使えばいいし、その手配はいつも夫がしてくれます。
誰が運転しても、なにを使って行こうとも、ちゃんと目的地に着ければ同じ。
できる人がやればいいんです。
実は私、もともとこういった考えの人ではありませんでした。
これは、夫が結婚してからしめしてくれたこと。
共働きのときも、専業主婦になってからも、夫は変わらず率先して家事をしてくれるし、育児だって「手伝い」レベルではありませんでした。
理由は「同じチームだから」。
夫は幾度となくこの言葉を口にします。
彼には「自分の方が多くやってるから損」と言う考えは全くなく、できる人がどんどんやっていけば、早く終わるし、あとで一緒にゆっくり過ごせると思っているんです。
そういう考えに接しているうちに、利己的な私もいつしか同じように思えるようになりました。
家族は同じ家に暮らす、いわば運面共同体。ワンチームです。
子供たちはいずれ巣立っていくけど、配偶者は人生を終えるまで一緒に過ごす大切な人。
なので運転に限らず、なんでも「できる人」が「やれる人」が、無理ない範囲でやっていこうと思っています。
私も何度か遠出をするうち、1時間ごとに休憩をとったり、途中で立ち寄ったりした方が楽だと言うことが段々とわかってきて、以前より随分とスムーズに運転できるようになってきました。
経験値、あがってきた。(笑)
運転は、なんでもできる夫ができない数少ないものの1つ。
これからも運転に気を付け、家族で楽しくお出かけしたいと思っています。
ゆうゆうでした。