小学生の子供たちの理科実験を家でやりました。
家にあるサラダ油と水、食紅だけでできる実験です。
食紅のかわりに絵具でも代用できるので、お子さんのいる家なら大抵あるハズ。
簡単で、見た目もキレイなので子供は大喜びですよ!
それでは今日は、家でできる簡単実験「水と油の溶解」をご紹介しましょう。
水と油の溶解実験
必要な材料や道具は次のとおり。
- 水:適量
- 油(サラダ油など):適量
- 食紅(絵具でも):適量
- 食器用洗剤:適量
- ストロー:1本
- 透明な入れ物(グラスなど):1個
あまり多く作ると片づけが大変なので、ソコソコで。
私はグラスの三分の一ほどに油を入れて実験しました。
準備
水に食紅を入れて色をつけておく。(ごく少量で色がつきますので調整してください)
家に食紅が3色あったので、全色作りました。
食紅のかわりに絵具でも代用できます。ただ色つきは少しにごった感じになります。
実験1段階目
1)油を透明なグラスに入れる
2)ストローで食紅を溶かした水を吸い上げ、油の中に落とす
3)②を繰り返す
ぷちぷちのカラフルな水が油に入ると可愛い水玉に。
とにかく楽しい!
子供たちはどんどん入れていき、カエルの卵状態になってました。
水が底に沈んでいるのがわかりますか?
油と水はわかれたあと、水は沈むんですね。
なぜ色をつけた水は沈むの?
油と水では水の密度のほうが重いためです。
油はベタつくので重いイメージがありますが、水の方が重いんですね。
実験2段階目
沈んだ水をかき混ぜ、油と水が混ざるか観察。
ストローやスプーンなどで油と水を混ぜてみます。
果たして油と水は混ざるかな?
かなりグルグル混ぜても混ざらないことがわかりました。
水と油が混ざり合わない理由
油は油の分子が、水は水の分子が集まってできています。
分子が集まる力を表面張力といいますが、水と油では表面張力の大きさが違うので混ざり合わないのです。
表面張力の性質として、同じくらいの大きさでないと混ざり合いません。
仲間同士じゃないと、仲良くできないんですね。
実験3段階目
次に食器用洗剤を入れて混ぜてみます。
すると、水と油が混ざり合いました!
食器用洗剤に含まれる界面活性剤を入れると油と水は溶解します。
実は界面活性剤の分子は油になじみやすい親油性と、水になじみやすい親水性からできており、これによって油と水をうまく混ぜ合わせることができるんですね。
面白い!
洗剤で混ざった水と油はビニール袋にいれてから新聞紙などに吸い込ませると捨てやすいですよ。
ゆうゆう的まとめ
カラフルでプチプチ玉が楽しい子供たちが大喜びする実験です。
しかもほとんどの人が家にあるものでできるのが嬉しい!
難しいことがわからなくても、
- 水と油は混ざらない
- 水は沈む
- 洗剤(界面活性剤)を入れると混ざる
というこはシッカリと理解できると思います。
とにかく楽しい実験。
機会があれば、ぜひともやってみてくださいね~
ゆうゆうでした。