実家に帰省しました。
同じ大阪府内ですが子供たちが喜ぶので年に2、3回泊まらせてもらっています。
そのたびに親をみて「歳をとったな」と強く感じます。
とくにこの1年、母が急速に年老いました。
80歳近いのでこんなものかも知れませんが、物忘れがひどく、部屋が散らかり、冷蔵庫の中がカオスです。
Contents
いつまでも元気ではいられない
両親とも、これまで元気な方でした。
父は入院などもしましたが今は元気。
母はリウマチを発症し、歩くと痛いのであまり歩かなくなりました。そのせいで急に年を取ったようになりました。
それまで登山が趣味で、絵画を習ったり、習字をしたりと活動的な人でしたが、最近は何をするのも億劫なよう。
私が実家暮らしをしていた頃は綺麗好きな人で、ダイニングのテーブルの上には何もおかれていない状態が普通だったのに、今ではお茶のパックや梅干し、バナナなどがつねに机の上にあってお皿の置き場もないくらいに。
以前はこのことが我慢ならないほど嫌で、部屋の中を片づけたり、口出ししたりしていましたが、母と大喧嘩をしてからは何も言わないようにしています。
色んなことが面倒になってきている歳なんだなぁ、と思っています。
親しい人がたて続けにいなくなる
両親の年齢も年齢のため、ご近所の方や友達がなくなることが多くなりました。
とくに若い頃から仲良くしていた友人がなくなると色々思うよう。
「次は自分の番かも」「いつ何があってもおかしくない」とよく言っています。
私自身も小さなころ良くしてもらった母の友達の死によって、「自分の親も、いつ何があってもおかしくない年なんだ」と認識するようになりました。
以前は何となく、ぼんやり思っていたことが、現実問題として差し迫ってきているのがよく分かります。
今の私にできること
マメな連絡
まだ両親ともにおり、介護も必要ないレベルなのでマメに連絡だけするようにしています。
電話は2日に1度、家へ行くのは1か月に1度いくか行かないか程度でしたが、来年からは毎月行くようにしようと思っています。
父も母もいるので「1人で倒れてる」なんて心配はありませんが、親の声をいつまで聞けるのか分からないので、なるべくマメにしています。
作り置きをもっていく
最近行くときは、必ず作ったご飯をもって行くようにしています。
これだけでも母の気持ちの負担がへるようで、今では私の訪問と食事を楽しみしてくれています。
前日に多めに作ったものをもっていくなど自分自身の負担にならないようにしていますが、それでも毎週はしんどいと思う。
しばらくは月1ペースで行こうと思っていますが、無理のない範囲でやっていきたいです。
これからしようと思っていること
この1年で母がびっくりするくらい年老いました。
のんびりしていましたが、もっと真剣に親の老いに向き合う必要がでてきました。
通帳などの管理方法を確認
親の通帳など全く知りません。
認知症で番号が分からなくなったり、亡くなってしまった場合の対処の仕方などを親と相談したいと思っています。
正直「死を前提」としたこの会話はむずかしいですが、お葬式やお墓の管理なども含め、大切なこと。
認知症になると怒りっぽくなり、母もその傾向が少し出てきているので話にもっていくのが至難の業。
その日の母の機嫌によって怒らせてしまったり、かわされてしまいそうなので、頭がしっかりしている父に話そうと思っています。
両親がそろっているうちに話をすすめると、話しやすい方に聞けるので助かります。
携帯にGPSをつける
GPSについては「徘徊するようになってから」と思っていましたが、先日たまたま警察署へいったら行方不明者の掲示板に年配の女性がたくさんいて、びっくりしました。
それも「スーパーで買い物をした後行方知れずに」とか「いつもの公園へでかけて行方知れずに」といったもので、いずれも認知症の気がある方がそのまま帰らなくなったケースが沢山ありました。
最近父が、必ず母の買い物について行く理由はコレだったのか、と納得。
ただいまGPS検討中です。
携帯忘れられたらどうしようもないけど・・・
介護施設の目途をつける
気が重くなりますが、介護してくれる場所や相談できる施設をそろそろ調べないといけないと思っています。
自分で親をみることができたら良いのですが子供もまだ小学生。それほど家も近くないので私1人で介護は難しいと思っています。
どこか助けてくれる場所や相談できる場所を探しておいた方が、いざとなった時に安心できそうなので、何となくだけど調べておきたいと思っています。
IHの使用をすすめる
実家はガス火を使っています。
物忘れがひどくなってきた母は、これまで何度か火をかけたことを忘れたことがあるようです。いずれも大変なことにはなっていませんが、めちゃくちゃ怖い。
自動的に何分かしたら火が消えるコンロにはなっていますが、できればIHに変えてほしいなぁ、と思っています。
でも、説得できるか自信なし。我が家はIHですが最初使いにくくて仕方なかった。
それとなく声かけしてみます。
ゆうゆう的まとめ
自分の両親は、いつまでも元気なものだと思っていました。
でも、目に見える形で弱ってきたり、年老いてきたりすると現実を思い知らされます。
高齢出産なので子供もまだそれほど大きくなく、家もそれほど近いわけでもなく、これから起こりうる親の介護をどういった風にするかを考えるようになってきました。
私はすぐに自分で全てを抱え込もうとするタイプなので、そうならないよう、今から相談できる場所や人を確保しておきたいと思っています。
あれほど仲が悪かった両親が今ではお互いをたよりにするようになり、仲睦まじく、何とか元気に過ごしているのは本当にありがたいこと思っています。
長い間私を保護し、見守り、応援してくれた両親に、無理のない範囲でできる限りのことはしてあげたい。
年末の帰省で両親をみて思ったことでした。
ゆうゆうでした。