日本で最も子供に読まれている本『かいけつゾロリ』。ゾロリが執筆されてから今年で30周年と言うこともあり、あちこちで様々なイベントも行われ、盛り上がっています。
今日はそんな子供達に大人気の『かいけつゾロリ』シリーズのご紹介をしたいと思います。どうか最後までお付き合い下さいませ♪
Contents
対象年齢
小学生低学年~
【出てくる文字】
簡単な漢字(力、海等)
【1ページの文字数】
100文字前後
出てくる漢字は低学年に習う、比較的簡単なものです。漢字には全て仮名がふってあるので漢字が分からなくても大丈夫。1ページ内の文字数は100文字位。ただページによっては細かい字が入ったり、手書きの字もあったりします。
10秒で説明『かいけつゾロリ』シリーズ
キツネの主人公ゾロリと、子分である双子のイノシシ、イシシとノシシがゾロリ城建設資金のため泥棒をしたり、ゾロリのお嫁さんを探したりしながら冒険するお話。
ゾロリの驚異的な発行部数
30年も続いている人気シリーズなので、その累計発行部数も飛びぬけています。
- 『かいけつゾロリ』3500万部(2015年調べ)
- 『ハリーポッター』2360万部
- 『ずっこけ三人組』2100万部
- 『少年探偵団』1660万部
- 『怪談レストラン』850万部
- 『エルマーのぼうけん』560万部
- 『ナルニア国物語』550万部
- 『おしりたんてい』150万部(2017年調べ)
凄い、凄くないですか、この数字!
ハリポタよりも、エルマーよりも多いなんて、ゾロリ、恐るべし~!
『ゾロリ』の6つの魅力
子供達に大人気のゾロリ。何がそんなに面白いのか、7歳の息子にインタビューしながら、私なりにまとめてみました。
①天才ゾロリ
主人公がカッコよくないと、やはり人気は出にくいもの。時に情に厚く、優しい姿にキュンと来ます。そして、天才。ナゾナゾも得意だし、数々のカッコよいメカを作り出す才能に、シビレマス。でも、何故かいつも失敗ばかりしちゃうんですよね~。
②子弟愛
ゾロリとイシシ、ノシシとの絆が半端ない。イシシ達はいつも「ゾロリせんせの為なら例え火の中水の中」と命も投げ出す覚悟。そんな双子のピンチには、ゾロリも命がけで駆けつけ、3人の絆にジーンと来てしまいます。
③子供の興味を惹きつける
子供が好きな、妖怪や恐竜をテーマにしたお話や、今旬の話題の人やモノを登場させたりして物語への興味を抱かせています。
最新刊の『かいていたんけん』でもEXILEならぬ、エグザイルカショ―や、サメあがりひっしタイ、司会のさんまーず等々、読んでいて「あの人のことや!」と思える人物やモノが沢山出て来て面白いです。
④イラストが豊富
文中のイラストは吹き出し等が使われたりし、漫画風になっています。コマ割りされたようなイラストもあり、児童書と漫画の中間、と言った感じでしょうか。このため、低学年の子供でも無理なく読む事が出来ます。
⑤なぞなぞクイズ
ゾロリはなぞなぞが大の得意なので、お話にはしょっちゅうなぞなぞクイズが出て来ます。また、冗談やダジャレ等も頻繁に出てくるのも、子供達を惹きつける要因なのだと思います。
⑥お楽しみがいっぱい
その他にも、子供達を夢中にさせる、楽しい仕掛けが・・・
- 表紙や話のイラストの中に、ゾロリのお父さんやお母さんのイラストが小さく書き込まれていて見つけるのが楽しい♪
- 作者の原さんの読者への語り掛けがあったりして面白い♪
- 新刊の特典に、オマケがつくものもあったりする♪
- 新刊を買うと「ゾロリ新聞」が付いてくる
本当に、ファンの心理を付いています!
因みに60巻のオマケはゾロリのミニトランプ。61巻はゾロリのフィギュアでした。
息子にゾロリシリーズの何が面白いのか聞くと、「色んなメカを作れること」と「(変身して)かいけつゾロリになるとカッコイイ」との事でした。因みに息子は色んなメカを作る、バイキンマンも大好き。男の子だから、メカ物に弱いのかしら??
『かいけつゾロリ』の著者について
著者は原ゆたかさんです。1953年生まれなので、2017年現在は64歳ですね。熊本県生まれ。現在は東京在住。「いつまでも子供の気持ちを持っていたい」との事で、常にゲーム機を持ち歩いているのだとか。
奥様は絵本作家の原京子さん。京子さんが書いた、イシシとノシシの本もありますので、興味のある方は是非一度読んで見てくださいね。
へいきのヘイタ―イシシとノシシのスッポコヘッポコへんてこ話 (ポプラ物語館)
- 作者: 原京子,原ゆたか
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最新刊と、次号の予定は?
2017年11月現在61巻まで出ています。
最新刊は2017年6月に発売された『かいけつゾロリのかいていたんけん』でした。次号は2017年冬に出る予定です。
因みに息子は約1年かけて、61巻全てを読破しました。殆ど図書館で借りて来たので、なかなか貸出の順番が回ってこなかったりしましたが、全て読んだ時は大喜びしていました。
巻数が多いと、達成感ありますよね。私がそんなに沢山連続して読んだのは『王家の紋章』位です。
おわりに
兎に角文句なしに面白いです。40歳過ぎた私が読んでも面白い(笑)オ〇ラやゲ〇プ等のお下品なお話も出て来ますが、低学年向けなので、こんなものでしょう(笑)
どちらかと言えば、男の子向けかな?と思っていたのですが、5歳の娘もゾロリは大好きですし、小学生の従妹達も大好きです。男女問わず、人気の本なんですね。
「本が嫌いな子供でも、思わず最後まで読んでしまう」
楽しい仕掛けと工夫がいっぱいのかいけつゾロリ。もしまだ読んだ事がないのであれば、是非手に取ってみて下さいね!
ゆうゆうでした
かいけつゾロリのじごくりょこう (32) (かいけつゾロリシリーズ ポプラ社の新・小さな童話)
- 作者: 原ゆたか
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