子供が幼稚園の頃に引っ越しをしたので、「のびのび系幼稚園」と「お勉強系幼稚園」のどちらにも通わせました。
「小学校で授業についていけなかったら?」と幼稚園選びにとても悩みましたが、どちらにもメリット、デメリットがあります。
詳しくご紹介しますね。
お子さんの、幼稚園選びの参考になれば嬉しいです!
Contents
お勉強系幼稚園はこんな感じ
息子が年長さんの夏まで通っていたのは「ガッツリお勉強系」ではなかったものの、色々なカリキュラムがある幼稚園でした。
- スイミング(冬季以外)
- 週1の英会話
- フラッシュカード
- ワーク(算数・文字など)
- 体育
- 生活発表会(ホール貸し切り)
いや、こうやってみたら結構ガッツリやってますね。(笑)
スイミングは冬以外は週1回あり、幼稚園からスイミングスクールまでバスで送迎してくれていました。
英会話はECC。
授業参観で2回ほど見たことがありますが、発言や発表のさせ方も満足いくレベル。(私も長年英会話教室に通っているので)
さすがはECCだと思いましたね。
漢字などのフラッシュカード、足し算引き算などの算数、ひらがな、カタカナなどのワークなど、ちゃんと時間を決め、毎日机に向かっての指導がありました。
体育は専任の先生が来て指導。
年に1度の生活発表会では、ホールを借りての本格的な発表でした。
楽器の演奏やダンス、年長さんは劇でしたが衣装もクオリティーが高く、
と思うほどのレベルで、どのクラスの発表も思わず見入ってしまうほどでした。
お勉強系幼稚園のメリット
字の練習や算数など、小学1年生で習うコトをじっくりと教えてくれるので、入学時に授業に対する不安が全くなかったのが大きいです。
スタート時に「わかる」があると、子供は小学生生活にスムーズになじめると思いました。
また「ちゃんと椅子に座って静かに先生の話を聞く」などの行動も幼稚園の頃からできているので、落ち着いて学校生活を送れると感じました。
あと、ご両親が教育熱心な方やキチッとした人が多かったです。
お勉強系幼稚園のデメリット
デメリットは子供によっては「勉強」をストレスに感じること。
基本「お勉強系幼稚園」は何ごとに対してもキッチリしているので、時間や聞く姿勢、行動などに制限があると、小さな子供にはストレスに。
近所の「超」お勉強系幼稚園では、漢字の練習があったり、鼓笛隊の練習がハードだったりして、ストレスのために転園する子がかなりいました。
子供の性格が合わないこともあると思います。
のびのび系の幼稚園はこんな感じ
息子が年長さん、娘は年少さんの時に引っ越したため、秋からはのびのび系幼稚園に通わせました。
のびのび系幼稚園はこんな感じでした。
- 週1の英会話
- ワーク(ひらがな)
- 体育
- 生活発表会(園内)
- 外遊び
まず、英会話。
めちゃくちゃゆるかった。(笑)
先生も適当な感じで初めて授業参観で見た時は
と驚愕。
単語は先生の手書きカード。(今どき手書きってアナタ)
しかもカードが小さすぎて見えない。(視力検査~
歌も会話も駆け足で終わる。
「とりあえず、英会話は流行ってるからやってる」感がすごく、年末の幼稚園のアンケートで意見しましたが園長先生は完全スルー(涙)。
ワークは年長さんのみ。
ひらがなの練習でしたが、それも市販のテキストを朝来たらやりたい人だけが自分たちの好きな量する、という放任主義。
とこれまた衝撃でした。
体育は専任の先生が来て教えてくれており、この点は「お勉強系幼稚園」と同じでシッカリと指導されていました。
生活発表会は幼稚園内のホールで行われるのですが、良く言えば「幼稚園児らしい」レベル。
演奏はそろっておらず、ダンスや劇の衣装も手作り感満載。
初めて見た時は「えっ!?」とこれまた思ったのですが、子供たちは一生懸命やっていました。
部屋で勉強などをする時間はほとんどないので外遊びがメインです。
縄跳びやフラフープ、冬はマラソン(?)など、体を動かす遊びを沢山させてくれてよかったです。
私は子供を連れて外で体を使って遊ぶのが苦手なので、助かりました。
のびのび系幼稚園のメリット
とにかく自由にさせているので子供がのんびり過ごせる。
「幼稚園は集団生活を学ばせるため」と言った感じだったので、かなり好きにさせていました。
勉強系から転園した息子はこの自由主義にしばらく衝撃を受けてましたが、すぐに慣れてましたね。
逆だったらツラかったかも。
机が出てるのは給食と年長の朝の20分程のワーク時間だけで、後は外遊びがあったり、近くの公園へ行ったり。
泥んこ遊びやお芋を植えて焼きいもパーティーをしたりして、楽しそうでしたよ!
発表会も手作り感満載でしたが、子供はのびのび系幼稚園の方が断然楽しかったようです。
のびのび系幼稚園のデメリット
やっぱり「勉強がほとんどない」と言ったコトでしょうか。
ワークも名ばかりで、
「ひらがなで自分の名前だけ卒園するまでに書けるようになればいい」
と言われていました。
そりゃ、そうかも知れないけど「ワーク」でテキスト買ってるならキチンとして欲しい(涙)。
息子は年長の夏まではお勉強系幼稚園で過ごしたので読み書きも年中さんでマスターしており、そのせいか本を読むのが早く、どんどん自分で本を読んでいました。
一方、娘は全然字の練習をしてなかったせいか単に性格的なものなのか、幼稚園の間はほとんど本に興味をしめしませんでした。(全部私が音読)
確かに小学生になると学校で字を習います。
習うけど、その時点で「もうすでに覚えている子」と「今から覚えなくてはいけない子」では大きな差があると実感。
あと「のびのび系だから」と言うわけではなかったと思いますが、お勉強系に比べると少し乱暴なお友達も一定数いました。
まぁ、社会の縮図を経験させるコトができたかな?と思っています。
のびのび系と勉強系どっちが良かった?
上記でのびのび系がマイナスのような書き方をしましたが、じゃあ「勉強系の方がよかった?」と言われると、そうでもないのが不思議なところ。
子供目線考えると「のびのび系幼稚園」の方がよかったかなぁ、と思っています。
息子は勉強系幼稚園のときは
と言ったり、生活発表会前には園に行くのを泣いて嫌がっていました。
コレを無理やり行かせるのがツラかった・・・(涙)。
きっと、練習が厳しかったんだと思います。
大人にとって「キッチリしていてよい」と思うことが、子供にとってはストレスになっている場合も。
私としてはお勉強系幼稚園の方が良かったのですが、子供はのびのび系の方が良かったようです。
園選びの重要ポイント
最後に私が「重要」と思った幼稚園選びをご紹介します。
それは
学区内の子供が多いこと
これが小学校生活をスタートさせる上でかなり大きなポイントでした。
学区内の小学校が近い幼稚園だと同じ小学校に行くお友達が沢山いるんですよね。
小学校は幼稚園とは大きく違います。
新しい場所、新しい先生、新しいお友達。
そんな中で沢山の見知ったお友達がいるコトは、子供にとって、とても安心できる材料になるんだなぁ、と思いました。
特に娘はシャイなところがあるので、見知ったお友達がクラスに何人もいてホッとしていました。
「絶対にこの幼稚園じゃなきゃ!」というほど大きなメリットがない限り、一緒の小学校に行く子供が何人かでもいる幼稚園がいいと思います。
よっぽど積極的な子供出ない限りは「全く知ってるお友達がいない」のは、小さな子供にとっては「字がわからない」よりもよっぽどシンドイかと思います。
まぁ、しばらくしたらお友達はできるんですけどね~。
ゆうゆう的まとめ
今や「お勉強系」「のびのび系」と幼稚園も差別化の時代ですが、私が小さなころは9割「のびのび系」幼稚園だった気がします。
でも、無事に育ってる。(笑)
お子さんの性格や園によっても変わってくると思うので、体験や見学ができるなら行ってみてください。
あと、実際に子供をその園に通わせている親御さんに話を聞いてみるのもいいですよ。
百聞は一見に如かず。
「どうしても園と合わないな」と思ったら、お金はかかるけど、途中で転園だってできます。
お子さんが楽しく、充実した幼稚園生活を過ごせるよう、心から応援しています!
ゆうゆうでした。