『バムとケロ』シリーズの「バムとケロのそらのたび』」を借りて来ました。
このシリーズ、ずっと前からその存在は知っていましたが犬のバムの顔がどうしても受け付けず(笑)
手に取るのを躊躇していました。
でも、読んでみると
無茶苦茶面白い!
今ではすっかり子供達だけでなく、私のお気に入りの本にもなっています。
今日は読めば絶対好きになる『バムとケロ』シリーズをご紹介したいと思います!
Contents
10秒で説明『バムとケロ』シリーズ
対象年齢
・幼児から~
【出てくる文字】
全て平仮名/カタカナ(3,4単語)
【1ページの文字数】
30文字前後
出てくる字は全て平仮名です。一部カタカナもありますが数単語のみなので幼児でも助けてあげれば何とかなりそうなレベルです。(まぁ「バム」と「ケロ」がそもそもカタカナだし)
『バムとケロ』シリーズの魅力って?
バムとケロちゃんが可愛い
しっかり者で心優しいバムと子供みたいに手のかかるケロちゃん。
この全く違う性格のコンビの相性が最高に良い。
特にケロちゃんは部屋中散らかすのですが、バムは文句ひとつ言わずに片づけてあげています。
あぁ、バムみたいになりたい・・・
正直読む前はバムの首の皴や、特徴のあるマブタなど
と思っていましたが(ゴメンナサイ)、読み進むうちにこれが可愛く見えてくるから不思議!
まるで『王家の紋章』のメンフィスマジックです・・・(知ってます?)
ミニキャラクターに注目!
『バムとケロ』シリーズには、他にもキャラクターが沢山出て来ます。
犬に虫にハムスターに3本耳のウサギに、モグラ・・・・。
大抵のミニキャラ達はストーリーとは全く関係ないことをページの中でしています。
椅子の下に、籠の中に、とアチコチに出現するキャラクター達は、ページをめくる度に移動したりしてそれを見つけるのがまた楽しい!
絶対に見つけたくなること間違いありませんよ~。
食べ物が美味しそう
食いしん坊の私はかなり真剣に絵本の中の食べ物を見る人間です(笑)
ジュースにケーキにドーナッツ、た~っぷりシロップの掛かったパンケーキ。どれを見ても本当に美味しそう♡
作中に出て来たお菓子やお料理のレシピが載った『バムとケロのおいしい絵本』と言う本まで出ており、私も早速図書館で借りようと思ったら全て貸出中でした。
やっぱり大人気!
インテリアが可愛い
バムとケロちゃんは一緒に暮らしているのですが、そのお部屋のインテリアが可愛いんです。
犬足?の椅子にカラフルなヘビのヌイグルミ、犬やカエルの形のベッドや椅子。
とにかく遊び心いっぱいの家具や小物がたくさんあって、まるで夢の国のお部屋みたいです!
現実の世界では機能性や実用性重視の物になりがちなので、絵本の中で夢みてます(笑)
細部まで丁寧に描かれた絵
ストーリー自体は極々普通のお話ですが、とにかく描かれる絵によって話にグッと奥行きをもたらしており、独特な世界観を作り上げています。
1冊1冊の絵がとにかく丁寧で細かい!
小さなレースや、沢山のコウモリの目、ボタンに、小さなキャラクター達。
どのページを開いても思わず目を凝らしちゃうコト間違いなしです!
まとめて読むとさらに楽しめる
実は『バムとケロ』シリーズは、同時に複数冊持っているとより楽しむがことができます。
と言うのはシリーズ内で出てくる物がいつも一緒だったり、少しだけ変わっていたりして、その違いを見つけるのが面白いんです。
ちょっとした間違い探しみたいな感じ。
なので購入する時や図書館等で借りる時も、一度に手元に2冊以上あるとより楽しむことが出来ますよ!
『バムとケロ』の著者について
著者は島田ゆかさんで、カナダ在住。
島田さんは東京デザイン専門学校を卒業後、パッケージデザインを経てフリーになりました。
書店でアルバイトをしたのがきっかけで絵本に興味を持ち、絵本作家養成塾へ通ったのちに作家デビューされています。
『バムとケロのもりのこや』fa-external-linkで第4回MOE絵本屋さん大賞を受賞されていますよ。
この『バムとケロのもりのこや』は色塗りに約4年半の歳月をかけたとのこと。
スゴイ~!
私はまだこの本を読んでないのでぜひとも読んでみたいです。(その後、読みました!)
『バムとケロ』シリーズは何巻まで出ているの?
シリーズは2017年6月現在、『バムとケロのにちようび』の日曜日から始まって木曜日までの5冊出ています。
最新刊はMOE絵本屋さん大賞を受賞した『バムとケロのもりのこや』。
2011年1月に発売されたものなのでもうそろそろ次の本が出て欲しい・・・。
絵本ではないですがレシピ本『バムとケロのおいしい絵本』は2015年3月に発売されています。
こちらは書き下ろしの4コマ漫画やイラストに隠された美味しい秘密などが書かれているそうなので、こちらを最新刊としても良いかも知れませんね。(こちらも読みました!)
ゆうゆう的まとめ
『バムとケロ』シリーズは実際に手に取ってみるまで「絵が苦手」と言う人が多いのではないでしょうか?
作者の島田さんご自身も「ちょっと気持ち悪い顔」と認識して描かれています(笑)
「不細工を絵本の主人公にする」という発想にシビレます。
食わず嫌いならぬ読まず嫌いな方も多いかと思うので、ぜひとも見かけたら一度手に取って欲しいと思い記事にしました。
沢山の方がバムとケロの魅力に気付きますように!
ゆうゆうでした。