中間テストの点数がかんばしくなかった息子。
ついつい「ノンビリしすぎやったからちゃうの」と言ってしまった私ですが、その後、少しすると冷静になれました。
「確かにベストは尽くしてなかったけど、息子が一番ショックやったろうな」と思いなおしました。
息子の中学校ではテスト結果がわかると、本人に「ふりかえり」をさせます。
全教科の平均点と自分の点数がのったテストファイルをわたされ、子どもに感想を書かせるんです。
例えば算数の点数が悪かったら「応用問題の間違いがあったので、次回は間違わないように応用問題を重点的に勉強する」とか、
社会の点数がよかったら「自分の勉強した箇所が出てよかった。これからも頑張りたい」などなど。
このテストファイルには、保護者の感想も書かないといけません。
今回息子は国語と理科以外の点数が大幅にさがってしまったため「なにを書こうか」とちょっと迷いました。
とりあえず「自分が息子だったらどんな風に書かれたら次のテストを頑張れるかな?」と考え、点数があがった国語のことを褒め、下がった教科についてはとくに何も書きませんでした。
自分の中で「コレでよし!」と思った感想を書いたんですが、後日たまたま読んだ日経新聞の記事(2022年10月27日掲載)に「叱り方による子どもへの影響」について書かれていて、アレでよかったんだと思えました。
神戸大学と同志社大学の研究によると、子どもに「次は頑張ろうね」「どうしてできないの」「罰を与えられた」の3グループにわけて調査したところ「次は頑張ろうね」と励まされたグループは進学先や就職先を自分で決めたり、計画を立ててやり通す力などが高かったそう。
叱り方1つで子どもの自立心に良い影響を与えるとあり、
ファイルに色いろ書かへんでよかった~
と心底ホッとしました。(笑)
私はたまに食事の味付けが濃くなったり薄くなったりしてしまうことがあるんですが、そう言うのを食べると、
あっ、今日のは味が薄かった!美味しくないな。ごめん
とあやまります。
それに対して夫はいつも、
美味しいで~
とパクパク食べてくれます。
それを見ると、
あぁ、次は気をつけよ
と反省し「次回は頑張って美味しいものを食べてもらおう!」と思えるんです。
これがもし、
ホンマやな。味薄くてマズいわ
と言われたら、
そりゃいつもより薄いけど、一生懸命作ったのに
と、かなり傷つくハズ。
ちゃんと頑張って作った努力をみとめてもらえる言葉は大人だって嬉しいし、次の励みになります。
子どもなら、きっとなおさら。
「次は頑張ろうね」は、同じことなんだと思いました。
まぁ、薄味の食事で「次は頑張ろう」って言われたら、上から目線で腹がたつでしょうけどね。(笑)
ゆうゆう的まとめ
結果の悪かった中間テストで息子はかなりショックを受けていたので「追い打ちをかけるようなコトはやめとこう」と思った私ですが、時には色いろ言いたくなることも。
グッとおさえて努力を評価することが大切と、記事を読んで思えました。
その努力すらない場合はどうするかという問題はあるけど、幸い息子は期末試験にむけて頑張っています。
努力が実るといいな、とテスト勉強をする息子の背を見て思うのでした。
ゆうゆうでした。