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何度も読み返している絵本があります。

これは、子供達のためではなく、私のための絵本。

ちいさなあなたへ

とても有名な本なので、きっと読んだ事がある人が沢山いるでしょう。

いつ読んでも、何度読んでも、最後は切なくなって、泣けてしまいます。

子供の誕生と、成長、独立が描かれており、そこに寄り添う心情に強い共感を感じて何度読んでも胸が痛くなってしまいます。

今はまだ小さくて、夫や私を頼りにしている子供達も、やがて、広い世界へ出ていく時が来る。

それはきっと、思ったよりも早くやって来る。

大学や、就職で、家を離れるなら後10年程。家から通っても、せいぜい後20年少し。そう思うと、一緒にいる時間は、物凄く限られている。

その内、息子や娘たちにも愛する人が出来、子供が出来るかも知れない。

晩婚なら、高齢出産組の私としては、もしかしたら子供達の子供に会えないかも。

でももしも孫を見る事が出来たなら、その中に私は何を見るのかな?

そして、私の両親は、結婚した私や、私の子供達をどんな風に見ているんだろう?

そんな風に、色んな事を考えさせてくれる絵本です。

私はこの絵本を娘の出産祝いに頂いたのですが、初めて読んだ時は大泣きしてしまいました。そして、やっぱり今でも泣いてしまいます。

もしもまだ読んだ事がないのなら、是非とも手に取って欲しいと強く思う本です。

40ページの短い絵本です。

字は驚く程少ないですが、親である事の全てが凝縮されています。

時に子供の事を面倒に思ったり、煩わしく感じたりしてしまう時があります。私は母親だけど、私自身でもあるから。

でもこの絵本を読むと、子供と過ごす時間はとても尊い物だ、と言う事を思い出させてくれます。

やがて私はいなくなり、息子や娘も年を取る。その時、子供達の心の中ではどんな「お母さん」を思い出してくれるんだろう。

子供達にとっていつまでも大好きな存在でいれるよう、今を大切に過ごしたいと思います。 

 

ゆうゆうでした。

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