神戸の兵庫県立美術館で開催されていたコシノヒロコ展へ行ってきました。
ひと目見た一瞬、圧倒的な美に衝撃!
コシノヒロコさん好き、ファッション好き、美しいモノ好きに楽しんでもらいたい。
見に行きたかったけど行けなかった人のために、写真多めでご紹介しますね。
Contents
コシノヒロコさんについての簡単な紹介
日本を代表するファッションデザイナーです。
妹のジュンコさん、ミチコさんもファッションデザイナーで、コシノ3姉妹と呼ばれています。
3人とも世界的デザイナーになったというのがスゴい。
お母さまの綾子さんもファッションデザイナーで、その生涯はNHKの朝の連ドラ「カーネーション」にもなっていました。
メッチャ好きで毎朝かかさず見てました。
だんじりが有名な岸和田生まれのヒロコさん。
「カーネーション」放送時は岸和田中にポスターがはられまくってましたよ~。
アーティストとしても活躍されており、今回のコシノヒロコ展でもたくさんの絵が展示されていました。
コシノヒロコ展ってこんな展示
世界的建築家の安藤忠雄さん設計の兵庫県立美術館で2021年4月8日から6月20日まで開催されていました。
お2人とも大阪出身で公私ともに仲がいいんですね。
会場内は14個のオノマトペでセクションがわかれて展示されており、遊び心満載!
まず、入り口にでっかいバルーンのヒロコさんが!
子ども達、大喜び。
階段をのぼった先の部屋には・・・
色とりどりの衣装につつまれたマネキンがお出迎えしてくれました。
圧巻!
もう、ひと目見た瞬間に魂を持っていかれました~。
とにかくカッティングやライン、生地がすごい。
全くお店で売られているものと違う。
一番近い印象は、海外の博物館などで見た王侯貴族の服です。
「回転ずし」と「ミシュラン三ツ星寿司屋」。
「チロルチョコ」と「サダハル・アオキのチョコ」。
素人がみても既製服とは完全に別物でビックリしました。
コラボレーション
安藤さんのコンクリート建築とヒロコさんのコラボレーションゾーンです。
コンクリートうちっぱなしが静謐で、迫力満点!
すぐそばまで行って、見ることができるんですよ~。
こんな胸元がまるでお布団のようなお洋服や、
まるで白無垢みたいなお洋服まで!
ロボットのようにマネキンの頭が動くものもあり、娘は大興奮してました。
FASHION
ヒロコさんのファッションを思う存分楽しめる展示。
壁のようなテキスタイル。
大きなキャンバスみたいです。
大胆な図柄の服。
まるでサバンナに来たみたい!
そして、この向こう側には・・・・
ヒロコさんの代表作約250点がならべられていました。
一気にモードの世界へ!
1点1点、前から、
後ろから。
大きなリボンがインパクトのあるドレス。普通に可愛い。
生地もこの美しさ。松の葉のよう。
帽子も素敵。
この刺繍見てください!
美しすぎる。
民族衣装のような服。
このビビットな色の配色がなんとも言えない。
ピンクや赤、オレンジなどの華やかな色合いの服。
上半身と下半身の素材の違いやスカートのシルエットが美しすぎる。
着物のような胸元の服。
羽織のようなコートの裏地が目をひきます。
ART&FASHION
展示では、ヒロコさんの絵画も楽しめました。
こちらはなんと、紙の糸で織られた糸のイブニングドレス! 模様は墨で描かれています。
もちろん背景の屏風もヒロコさんが描いています。
青を基調とした絵。
シンプルな肖像画も。
こちらの絵はかなり大きく、壁の大部分をしめていました。
動物やチュチュを着た女性が描かれているんですが、目がビーズになってたり、服に布やリボンが使われています。
フェミニンな感じがし、私は会場の絵のなかでは1番好きだったかも。
もともと画家になりたかった方とは言え、絵もプロ級。
本当に、アートそのものを創りだす人なんですね。
INSTALLATION
インスタレーション体験ゾーンはインパクト大! ちょっとしたテーマパーク気分を味わえました。
ある特定の室内や屋外などにオブジェや装置を置いて、作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験させる芸術。
引用:インスタレーションとは(Wiki)
すんごい数のタイツ。
壁から一せいに足が伸びている姿は不気味です。(笑)
オリンピックの体操ユニフォーム。
すごいアクロバティックな動きで一時停止。 一瞬をとらえた姿が面白い!
光と影を使った展示。
光は動いているので、それによって服に色んな模様の影ができていました。いつまでも見てられる。
壁がゆがんで見える!
平衡感覚がヘンテコになりそう。
生地はしっかりと厚みがあり、暖かそうなんですよ~。
壁でワケわからなくなっちゃったけど。(笑)
コシノヒロコ展のグッズ
コシノヒロコ展ではヒロコさんのグッズがたくさん販売されていました。
Tシャツやカバンなどから買いやすいマスキングテープなどもあり、息子がテープを買っていました。
帰ってきてからコシノヒロコ展の図録を読んだんですが、展示されていた作品のテーマやディテールがわかり、より楽しめました。
感想は「普通じゃないエレガンス」
40代なかばにして初めてオートクチュールの展示を見ましたが、全てが驚きでした。
初めてみたのがコシノヒロコ展で本当によかった。
どの服もとっても「好き!」と思えたから。
いろんなデザインや色、素材が使われており、服によって繊細だったりワイルドだったりしますが、私のなかではどれも一貫して「エレガント」。
全体のたたずまいがなんとも言えない。
生地が普通じゃない。その美しさにため息。
映画で淑女が着ていそうなドレス。
日本の女優さんがレッドカーペットを歩くときに着そう。
こんなにカラフルなのに、どうしてシックリしてるの?
レースとビーズの乙女心満載の世界。
上から下までなんて可愛い。 こんな服着て街中を歩きたい。(あと20年若かったら)
ヒロコさんの図録で、
幼い時期に出会うときめきは、人生への大きな贈り物だ。
引用:HIROKO KOSHINO EX・VISION TO THE FUTURE
とおっしゃっていますが、大きくなっても同じですね。
私はこの展示で、人生への大きな贈り物をいただきました。
ゆうゆう的まとめ
オートクチュールの世界を初めてのぞき見ることができました。
デザインはもちろん、生地やリボン、ドレープ1つにおいても、考えに考えぬかれている世界。
まさにアートそのもの。
昔、テレビで「ファッション通信」を見たり、雑誌の『Top Model』を買って楽しんでいましたが、今回、手に取れる近さでコシノヒロコさんの服を見て本当に衝撃を受けた私です。
私が感じたヒロコさんのスゴさを、このブログで少しでもお伝えできていたら嬉しいです。
また別の展示があったら、ぜひとも本物を見に行ってくださいね。
コシノヒロコさん、最高!!
ゆうゆうでした。