私が小学生から中学生のころに読んだ、なつかしの1980年代の少女漫画25作と少年漫画5冊を選びました。
自分が読んで好きだったものだけを厳選したので、メジャーな漫画が入ってなかったり、マイナーなモノもあります。
同じような年代なら「懐かしい!」そうじゃなくても「面白そう!」と思ってもらえるハズ。
それでは今日は、80年代なつかしの少女漫画、いってみましょう!
Contents
「りぼん」80年代漫画
私は根っからの「りぼん」派。
毎月のふろくが楽しみでした!
1.ときめきトゥナイト・池野恋
吸血鬼と狼女を両親に持つ魔界の女の子・江藤蘭世は、同級生の真壁俊に片思いをしている。持ち前の変身能力を使って俊に接近しようとするが、俊の幼なじみの神谷曜子に邪魔されたり、両親に「人間なんかに恋するな」と注意を受けたり、蘭世に一目惚れした魔界の王子アロンが居候することになりと、蘭世の恋は前途多難である。
「ときめきトゥナイト」を抜きにして80年代の少女漫画を語るコトはできない!
最初はラブコメでしたが、だんだんシリアスになってきましたね~。
もともと人間じゃない蘭世が主役なので、後半になると魔界や冥界やらでテンヤワンヤ。
テレビアニメ化もされたので、見たことがある人も多いのでは? 私は見てました。
今でも歌、歌えますよ~。
2.有閑倶楽部・一条ゆかり
幼小中高大一貫制の名門学校であり、名士名家の子女が通う聖プレジデント学園。その高等部生徒会の面々は学園でも屈指の権力と能力を持ちながら、生徒会らしい事は何一つせずに暇を持て余していた。何時しか生徒や教師から「有閑倶楽部」と呼ばれる様になった彼らは、学業もそこそこに大小様々な事件に首を突っ込み、様々な出来事に関わっていく。
なにもかもスケールがでかく、大好きでした。
有閑倶楽部の皆さんが金持ちすぎる。
「富豪」という言葉をこの漫画で知りました。(笑)
たまにホラー話があるんですが、悠理が霊感強くて強くて。
絵がキレイなだけに、超怖かったー。
3.星の瞳のシルエット・柊あおい
沢渡香澄は、幼い頃に見知らぬ「すすき野原の男の子」からもらった「星のかけら」(実際は水晶)をいつも持ち歩き、その思い出を大切に思っている。
ある日、森下真理子から好きな人がいると聞かされ、弓道部の久住智史を教えられる。部活中の久住を一目見てどきっとした香澄は、真理子に悪いと思いつつも、久住に惹かれて行く。真理子にも泉沙樹にも打ち明けられず、もどかしい日々を過ごしていく。
私の小学校のころのマンガと言ったら「ときめきトゥナイト」かこの「星の瞳のシルエット」かの2つ!
めちゃ切なく、少女漫画らしい少女漫画でした~。
香澄ちゃんは久住君が好きだけど、親友の真理子も久住君が好き。同じく親友の沙樹ちゃんは司君が好きだけど司君は香澄ちゃんが好き。
友情と恋の間に揺れ動く男女の話にものすごく感情移入して読んでました。私は司君が好きだったなぁ。
『りぼん』の応募者全員プレゼントで「星のかけら」があったときは応募しましたよ。
作者の柊あおいさんは、ジブリの映画『耳をすませば』の原作者でもあります。
4.おとうさんは心配症・岡田あーみん
佐々木光太郎は、高校生の娘を持つ中年のサラリーマン。妻に先立たれ、娘が非行に走ってしまわないかと心配するあまり、常軌を逸した行動に出てしまう。
一方、心配症の父を持つ典子は、父の心配など必要ないほど、よくできた娘。彼氏の北野くんも、近年まれにみる好青年であり、清い交際を続けている。ところが、父の心配症は、ますますエスカレートして、友人・知人を巻き込んだ、異常な大騒動を繰りひろげる。
「少女漫画でなぜこんな漫画を!」と思えるギャグマンガ。
初めて読んだときの衝撃といったら・・・。
お父さんが病的に心配性で、一人娘の典子のボーイフレンドにメチャクチャする話。
でもお父さん、典子のことが好きで好きで大切に想ってるんだなぁ、と親になって読むと単に面白いだけでなく、ちょっとイイ話に思えます。(笑)
国民的人気漫画のちびまる子ちゃんともコラボしたことのある「りぼん」最強ギャグマンガ。
1994年にはまさかの実写化されました。
5.ねこ・ねこ・幻想曲・高田エミ
人間に変身することのできる黒猫・シロを中心に彼女の周りで起こる物事などを描いたファンタジー色の強いコメディー。
お月様から授けられた「銀のしずくの力」によって人間に変身する能力を有する。明るく天真爛漫でじっとしていられない性格。飼い主である里子やその家族たちの役に立とうと人間に変身して様々な行動を起こすが、猫であるがゆえに人間の常識から外れた行動をとることも多く、それが騒動の始まりとなることもしばしば。しかし悪気は一切なく、そのせいか「憎めないところがある」と思われているようである。
ほのぼのしたお話に癒された~。
黒猫なのに名前は「シロ」。
シロちゃんが何ごとにも一生懸命で、可愛くて可愛くて~。
ちっちゃな人間の女の子に変身できるんだけど、基本なぜかセーラー服。(笑)
コメディータッチのストーリーで10年も続いた人気作品です。
6.ポニーテール白書・水沢めぐみ
相原結は、ポニーテールが似合う元気な女の子。彼女の中学2年生の夏休みは、2人の謎めいた少年と出会うことで幕を開ける。1人は、ハーフのフレディ。もう1人は、不思議な翳(かげ)りを持つ郡司一平。2人の言動に、心を揺さぶられる結。フレディは、結に自分の恋心を告白するが、結は郡司一平から目が離せない。そんなある日、結は衝撃的な事実を耳にする。結を育てた両親は、彼女の本当の親ではないというのだ…。
多感な少女を鮮やかに描いた、さわやか青春ストーリー(以上、文庫版の内容説明を適当に要約)。主人公の少女と彼女の初恋の少年との剣道などを通じての触れ合いが物語の主軸であるが、家族の温かさや友情についても細かく描かれている。
結ちゃん、好きだった~。
なので、小学生のころはよくポニーテールしてました。
本当に、少女漫画らしいストーリーで結ちゃんの初恋と、家族のつながりを描いた作品。
水沢さんはいつも優しい作品を描いており、私の中では「りぼん」御三家の1人でした。(あとの2人は池野恋さん、柊あおいさん)
この『ポニーテール白書』を描いたとき、水沢さんは大学3年生だったそう! 今回知ってめちゃ驚きました。
「なかよし」の80年代マンガ
80年代の少女漫画雑誌といえば、「りぼん」か「なかよし」。
私は友だちにかりて読んでました。
7.なな色マジック・あさぎり夕
斉藤菜々子はとてもおてんばな女の子。中学2年の新学期、大好きなラッキーセブンの出席番号になれて大喜び。しかも男子の7番は自分は知らないけれど、みんなの憧れる小林一樹。わくわく気分で教室に向かっている途中、見知らぬ男子にスカートを覗かれて大激怒。その相手はなんと小林一樹だった。自身のコンプレックスの対象である姉・友理の大ファンだという一樹とは、なるべく関わりたくないのになぜか仲良くなってしまう。しかし友理があの相本友理であることは秘密。
80年代の「なかよし」はあさぎり夕さん全盛期!
お話はそれほど覚えてないけどバツグンに絵がキレイで好きでした。
大人になってから「どうしてるかなぁ?」とググったら、なんと、BL作家になってました~!!
あんなキュンキュン少女漫画描いてたのに、すんごい驚いたー。
もともとはBL漫画を描きたかったそうで、その事実に2度ビックリ。
2018年に病気で亡くなられています。
8.黒の迷宮・松本洋子
ホラーやミステリー漫画の作家さんで、小学生の私はビビりながらも読んでました。
絵がカワイイから読めたんだけど、話はかなり怖い。
「松本洋子ミステリー傑作集」なども出ています。
「花とゆめ」80年代漫画
中学生になってからはもっぱら「花とゆめ」派になりました。
「りぼん」や「なかよし」にくらべて少しお姉さん向けの漫画雑誌でしたよね??
9.ガラスの仮面・美内すずえ
月影は貧しい家庭で育った少女の北島マヤと出会う。マヤは一見「何の取り柄もない」平凡な少女だったが、一度見た芝居や映画のセリフや役者の動作を正確に記憶するという特技、本能的に役を理解し、役に憑かれたかの如く演じるという、底知れぬ才能があった。そんなマヤの資質を月影は見抜き、マヤもまた、次第に演劇の面白さに目覚めていく。そして、演劇を本格的に勉強しようと、マヤは「劇団オンディーヌ」の入団試験を受けに行く。授業料の高さに入団を諦めたマヤだったが、ふとしたことから、パントマイムの試験を受けることになる。そこに居合わせた姫川歌子の娘・姫川亜弓は、マヤの演技に衝撃を受ける。父は有名映画監督、母は大女優という両親の一粒種である亜弓は、美貌と才能と卓越した演技力で、芸能界においてサラブレッドと謳われており、それまで脅威を感じる相手に出会ったことはなかった。
絵が古いし、服は「めっちゃ昭和」だし、突っ込みどころ満載だけど本当に面白い。
マヤの天才ぶりと亜弓の高潔さ。
対照的な育ちの2人がライバルとなって切磋琢磨していく話にのめり込みました。
1975年に発売され、2021年でもまだ連載中。
いつになったら終わるんだろ?
舞台やアニメ、ドラマ化もされています。
ドラマの主演は安達祐実さんがされていました。
10.ぼくの地球を守って・日渡早紀
現代日本に転生した異星人としての前世の記憶を持つ7人の男女を中心とするSF漫画。当時流行した『男女7人夏物語』のようなトレンディドラマに、転生という要素を加えたストーリーで、「男女7人月物語」と呼ばれた。ストーリーは現代日本と、彼らが思いだす前世の出来事を行き来しながら進む。主人公は、植物の声が聞こえる内気な女子高生・亜梨子で、前世と同じく植物に働きかける不思議な歌声を持つ。主人公を慕う超能力少年・輪が引き起こす事件、前世から続く複雑な人間関係や時を越えた恋愛が描かれた。
ものすごく流行りましたよね~。たぶん男子もけっこう読んでたんじゃないかな?
どんどん綺麗になっていく亜梨子や迅八の片思い、輪君がなにを考えているのか分からなかったりしてハラハラしました。
月での前世がわかるに知れ、どんどん謎が解けていったけど紫苑が可哀そうで~。(涙)
「月に生命はいるのか?」というニュースを聞くたび、「ぼく地球」を思いだす人は多いハズ。
11.動物のお医者さん・佐々木倫子
札幌市にある「H大学獣医学部」を舞台に、獣医師を目指す学生の日常をコメディタッチで描いている。
シベリアンハスキー人気が出た漫画。
主人公のハムテルが飼っているチョビが文句なしに可愛かった~。
コワ顔だけど優しのよね。
ちょっとシニカルなストーリーで、そこが面白くて好きでした。
H大の教授をはじめ、個性的な登場人物(動物)ばかりでなんど笑ったことか。
吉沢悠さんが主演で2003年にドラマ化されています。
12.竜の眠る星・清水玲子
舞台は24世紀。感情を持つヒューマノイドが当たり前の時代に2人は出会った。170年前に破れた恋を忘れられない人間らしいロボット「ジャック」と、人を愛し、200年前から自殺を繰り返す人間の理想の結晶ロボット「エレナ」。一人でも死ぬことのない2人は、永遠を生きるための伴侶を見つけた。
未来のロボットの話。
エレナが中性的というか、男性のような容姿なので人によってはBL漫画と思うかも。(ロボットだから性別はない)
エレナとジャックはシリーズ化されていて『ミルキーウェイ』や『天使たちの進化論』などもあります。
清水さんの本はSFチックで独特な雰囲気なお話が多くてどれも面白い。
80年代じゃないけど、『月の子』や『輝夜姫』『秘密』なども好きで読んでました。
13.花咲ける青少年・樹なつみ
ハリーの一人娘にして、2歳から12年間カリブの離島で幽閉同然に育った花鹿(かじか)は、14歳になったある日、父ハリーから「夫捜しゲーム」を持ちかけられる。それは、これから花鹿が出会うであろうハリーの選んだ3人の男の中から、花鹿のことを生涯守ってくれる伴侶を選べというものだった。
とにかく富豪で美青年のオンパレードでうっとり~。
花鹿の祖父母の身分違いの恋も切なくて乙女心をくすぐりました。
友だちと「誰が一番タイプか」と言う話で盛り上がったのも楽しい想い出。
フラワーコミックスの80年代漫画
こちらもお姉さん向けのマンガ雑誌です。
14.BANANAFISH・吉田秋生
ダウンタウンのストリート・キッズのボスとして君臨するアッシュは、コルシカ・マフィアのボス ゴルツィネの指示で銃撃された男から、「バナナ・フィッシュ」という言葉と「カルフォルニアの住所」を伝えられるとともに、小さなロケットペンダントを受け取る。
「バナナ・フィッシュ」は廃人となった兄のグリフィンがしばしば口にしている言葉であり、アッシュは調査を開始する。ゴルツィネは「バナナ・フィッシュ」により中米でクーデターを発生させ、南米からのヘロインルートを手に入れようと米国の政治家や軍人とともにプロジェクトを進めており、アッシュの調査を阻止しようとする。
日本人の大学生・英二は取材を通じてアッシュと知り合う。アッシュの周囲で起こる血生臭い事件に遭遇した英二は、アメリカに残り、アッシュと「バナナ・フィッシュ」を巡る陰謀に巻き込まれていく。
別格漫画。
これはもう少女漫画ではなく読む映画。
アメリカを舞台にストリートギャングとマフィアが「バナナフィッシュ」をめぐって闘争を繰り広げる話で深刻で残酷な世界でアッシュと英二の友情が際立ち、手に汗握りながら読みました。
読み終わった人は、みんなニューヨーク市立図書館へ行きたくなる。
アニメや舞台にもなっています。
今だにラストを思い出すと胸がイタイ・・・。
誰か、ハリウッド映画にして。
15.巴がゆく!・田村由美
シュトコーの巴御前と呼ばれるローラースケート少女王島巴が、財界の後継者争いの渦中に身を置いて立ち向かうアクション・ストーリー。その中で、かつての教官兼敵対する相手氷室上総と、上総が命を狙う相手東条伊織の間で揺れる、巴の恋心が描かれている。
田村由美さんのマンガもどれも面白いんだな、コレが。
顔の三分の一が目、という絵柄なんだけど、
ストーリーがもう少女漫画規格から外れていました。
巴がカッコイイ~!
田村さんのマンガはもう少年漫画みたいな感じで男子もハマってました。『BASARA』はアニメや舞台化もされていて有名ですよね。
最近では『ミステリと言う勿れ』と言う男性が主人公のマンガを描いてベストセラーになってます。
絵がかわっていてビックリしました。(目が普通の大きさになってた)
16.ジョージィ!・いがらしゆみこ
19世紀のオーストラリア・シドニーの牧場で暮らす少女ジョージィ。彼女に父親は無かったが、母と優しい2人の兄と楽しく暮らしていた。しかし兄達はオーストラリア総督の孫のロエルがジョージィに接触したことを機に、長い間秘めていた彼女への想いをぶちまけて喧嘩になってしまう。それを見た母は怒り悲しみ、ジョージィに向かって流刑囚の子と罵る。ジョージィは、その時に初めて自分が拾い子だと知る。
ジョージィは本当の父を探すため、物心が付く前から身につけていた腕輪を持って恋人ロエルのいるイギリスへ渡る。アベルもまたジョージィを追ってイギリスへ向かう。家同士が決めたエリーズとの婚約を解消できないロエルは、ジョージィと共にロンドンを脱出するが、ロエルは重い病気にかかっていた。ジョージィはロエルのためにお針子として働く。残されたアーサーもイギリスへと向かうが、ダンゲリング公爵の悪事を知ったために彼の屋敷に監禁されて苦しんでいた。
『キャンディキャンディ』のいがらしゆみこさんのマンガ。
舞台がオーストラリアからイギリスへとうつったり、恋人は病弱だわ、お金はなくなるわ、子どもはできるわ、で大河ドラマみたいな漫画です。
ジョージィが惚れっぽくて、
と思いつつも楽しく読んでました。
17.前略・ミルクハウス・川原由美子
大学生活を送るために上京した芹香は、部屋探しをしている時に和服姿の美しい女性・涼音と知り合う。涼音から洋館・ミルクハウスで下宿生活を勧められ2つ返事で上がり込むが、そこは涼音とその従弟の藤が住む家で、実は涼音は女装した男だった。別の部屋探しを考えていた芹香だが、街で知り合った女性・水城の入居をきっかけにミルクハウスでの下宿生活を決める。その後、吉川教授とその息子・勇も加わり、ミルクハウスでの賑やかな下宿生活が始まる。
LGBTなど知らなかった当時、女装してる涼音が男の子なのか女の子なのかナカナカわからず読んでた。(笑)
ラストはまさかのカップリング。
かなりの衝撃でした。
絵も女の子女の子していてスゴク可愛くて、優しい気持ちになれるお話でした。
18.Made in ニッポン ・秋里和国
外国人が怖い競子に金髪碧眼のアメリカ人ジョイスが猛アタック!
どんなに冷たくされても競子を想うジョイスに肩入れ。
ジョイスは昔、競子の落とした鈴を拾ってピアスにしていたんですが、それがお洒落に思えて欲しくてしかたなかったです。
ジョイスをひたすら応援しまくった漫画。
19.海の闇、月の影・篠原千絵
送別会としてハイキングに出かけた女子陸上部の面々は、雨宿りで入った古墳の中で壁が崩れた途端に異臭を感じて倒れる。皆が息絶えていく中で、双子だけが生き残った。
古墳の中には現在では考えられないような、感染したものに超能力を与えるウイルスが蔓延していた。他の部員はそのウイルスが原因で死亡したが、双子はウイルスに適応できたために生き残れたのだった。体質は全く同じとはいえ、感染時の双子の心境には天と地の差があり、失恋による激しい悲しみと流風への微かな嫉妬を感じていた流水は、ウイルスにより負の感情を増幅させられて残忍な性格になってしまい、超能力を使って克之を我が物とするため流風を殺害しようとするようになり、更に自身の血によって他人をウイルスに二次感染させることで他者を自由自在に操る力を身につけ、流風に罠を仕掛ける。流風はそれに対する免疫抗体を体内に持つようになったと判明し、流風は克之と共に流水と対抗する決意をする。
今読んでもメチャ面白いです。
好きな人をうばうため、超能力を使って妹を殺そうとする流美。
床から、壁から手が伸びてきては殺されそうになる流風。
ハラハラ、ドキドキがとまりませんでした。
篠原さんの話はどれも面白くて、とくにホラー要素がある話が好きです。
「闇のパープル・アイ」は雛形あきこさんが主演でドラマ化されましたよね。
またベストセラーの「天は赤い河のほとり」は宝塚歌劇でも上演されていました。
プリンセスコミックの80年代漫画
プリンセスコミックの本はファンタジーが多くて好きでした。
20.はるか遠き国の物語・碧ゆかこ
昔、ペルシャのとある小国にアニース・ジャニースという姫がとても不思議な魔法のランプを持っていた。アラビアンナイトをモチーフにした、愛と冒険の物語。
お転婆なお姫様にイケメンなフィアンセ、魔法のランプに盗賊たち。
アラブ世界を舞台にした冒険話がおもしろくてワクワクしながら読んでました。
衣装や装飾が素敵でした。
21.王家の紋章・細川智栄子
エジプトに留学中の主人公―キャロル・リードは、日々熱心に考古学を学ぶ16歳のアメリカ人。ある日、リード家が貢献する事業の一環として若くして暗殺された古代エジプト王(ファラオ)―メンフィスの墓を暴いたため、彼女は神殿の祭祀であったメンフィスの姉―アイシスの呪術により、古代エジプトにタイムスリップしてしまう。
友だちに貸してもらって読みだした漫画。
最初「貸してあげる」と言われたとき、
と正直ちょっと引き気味でした。
が、話がめちゃくちゃ面白い!
メンフィス、カッコいい!!
と、1冊読み終えたころにはこの絵がスタンダードになってました。
とにかくイケメン王子にキャロルがモテモテ。
羨ましいかぎり。
『天は赤い河のほとり』を読んだとき、
と友だちとの間で話題になりました。
細川さんは、とにかくストーリーがものすごく面白くてグイグイ引き込まれちゃいます。
「伯爵令嬢」もすんごく面白いです。
22.悪魔の花嫁・あしべゆうほ
はるか昔、妹のヴィーナスを愛したがためにゼウスにより天界から追放され悪魔になったデイモス。ヴィーナスもまた生きながら朽ちていくという罰を受けた。妹を救うためには現代でヴィーナスの生まれ変わりである美奈子の体を手に入れ、その体にヴィーナスの魂を入れることが必要だった。ヴィーナスを救うために美奈子を誘惑するデイモスだが、次第に美奈子に惹かれていく。
当時小学生の私にとってはかなり大人なお話。
怖さのなかにも怪しい魅力があり、好きでした。(デイモスもイケメンだったし)
23.妖精国の騎士・中山星香
地上にまだ妖精や竜がいた時代。アルトディアスの王にはローラントとローゼリィという双子の王子と姫がいた。ローラント王子は音楽を好む穏やかな性質で、ローゼリィ姫は剣や武芸を好むおてんばだった。ある日怪我をした城の馬のため、妖精の翼とも言われる万能の薬草をとりに森へと入っていったローゼリィは、緑の瞳の妖精王ルシアン・エルフェルムに出会い、薬草のありかを教えてもらう。
そんな平和な日々が続くかに思えたが、北の大国グラーンが周辺の小国への侵略を始め、アルトディアスにもその魔の手が忍び寄る。
2006年まで続いたため、私が大人になっても買い続けた本です。
本格的なファンタジー本で全54巻。
とにかく主人公のローゼリィーが美しくて、カッコいい。
魔法や妖精がでてきてハマってました。
かなり個性的な絵なので好き嫌いがわかれるけど、北欧神話の世界観にドップリはまれます。
「花冠の竜の国」も面白いです。
「ちゃお」の80年代漫画
「ちゃお」は私にとってはもう赤石道代さん一色でした。
24.天よりも星よりも・赤石路代
水を操る少女・美緒(みお)、炎を操る少年・忠臣(ただおみ)、風を操る少年・颯(そう)。
美緒を手に入れたい忠臣に何度も邪魔されながらも、美緒は颯に運命的なものを感じ相思相愛になる。美緒と颯を引き合わせた前世の縁とは……。
超能力と前世をミックスさせたお話。
このお話で源義経にはまり、今でも義経と聞くとこの漫画を思い出します。(笑)
赤石さんのお話はどれも好きで、このほか『アルペンローゼ』『あるとのあ』『永遠かもしれない』『ないしょのハーフムーン』『P.A』『姫100%』などなど読みまくってました。
女優のお話「P.A.」は1998年にドラマ化されています。
おまじないコミックの80年代漫画
マイナーな「おまじないコミック」と言う漫画雑誌の作品です。当時はおまじないにハマってコミックを買っていました。
25.るり色ピリンセス・折原みと
高校1年生のるりは、幼い頃両親を火事で亡くし、同い年のイトコがいる母方の叔母一家に引き取られて暮らしていた。
ある日、るりは親友ひなことイトコの透とともにインディーズバンド「B-フラッシュ」のライブを見に行く。しかしライブ中、ボーカルのシンによって強引に楽屋へ連れてこられ、鏡を通って異世界「プルシァンムーン」へ渡り、自分の素性を知った。彼女はプルシァンムーンの王家の血を引いていたのだ。
「普通の女の子が実は異世界のお姫様だった」というなんともワクワクドキドキさせる漫画らしいお話。
小説も書かれており「時の輝き」は映画化もされたので今の人は恋愛小説家のイメージが強いかな?
絵もフワフワして可愛く、どのお話も胸キュンものです。
80年代少年漫画5選
ほぼほぼジャンプ。
兄が読んでたので読ませてもらってました。
1・ドラゴンボール・鳥山明
世界中に散らばった七つの球をすべて集めると、どんな願いも一つだけ叶えられるという秘宝・ドラゴンボールと、主人公・孫悟空(そん・ごくう)を中心に展開する「冒険」「夢」「バトル」「友情」などを描いた長編漫画。
女子が読んでも面白かった漫画。
ベジータと戦うあたりまでは確か読んでたけど、もうそれ以降は
冒険話がもう宇宙規模になってしまい謎の展開についていけず。
それでも小中学生のころは楽しく読んでいました。
ブルマとベジータがカップルになったコトに衝撃を受けた人も多いハズ。
今は「ドラゴンボール超」になっててサッパリわかりませんが、長く愛されている作品でただただ鳥山明さんのスゴさを感じます。
2.YAWARA・浦沢直樹
猪熊滋悟郎の英才教育を受けて並外れた柔道の才能を持つ主人公・猪熊柔が、「普通」の女の子になりたいという願いと、自身の柔道の才能との間で葛藤しつつも徐々にその力を発揮し、バルセロナオリンピックにて二階級制覇に挑むまでを描いた作品である。
母もはまって親子で読んでました。
コレで柔道にくわしくなった人も多いのでは?
天才的な柔ちゃんの技はもちろん、松田さんとの恋も気になって読んでました。
絵も可愛く、ラブコメ要素もあり、スポーツ漫画だけど手に取りやすかったです。
3.キャッツアイ・北条司
キャッツアイは謎の女怪盗集団。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの怪盗と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いては叱咤激励している。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。
私の中では完全に少女漫画。
漫画よりもアニメをよく見てました。
当時は愛ちゃんが一番好きで、友だちとよく「キャッツアイごっこ」をして遊んでました。
それにしても、3姉妹に利用されまくってた俊が可哀そすぎ。
4.聖闘士星矢・車田正美
この世には邪悪がはびこるとき、必ずや現れるといわれる希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を裂き、蹴りは大地を割るという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。そして現代、6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が父に運命を託された実の兄弟たち(アニメ版では同じ境遇の少年たち)と共に地上の覇権を争う神々の争いに身を投じる。
小学生のころ友だちのお兄ちゃんがコミックをもっていて、遊びに行くたびに読ませてもらってました。
ジャンプのマンガだったけどビジュアル最高。
戦士がみんなイケメン。
紫龍の師匠のシワシワお爺ちゃんまでがパカッと割れて?中からスンゴイ若いイケメンになって出てきた。(記憶ちがいでなければ)
ギリシャ神話をモチーフにしてるから女子もすんなり入りやすかったです。
アンドロメダの正体を知ったとき、ひっくり返りそうだったけど、全員カッコよかったからヨシ。
5.北斗の拳・原哲夫
世界的な核戦争によって文明と人々の秩序が失われ、争いが繰り返されるという最終戦争後の199X年(20世紀末)が舞台。暴力が支配する弱肉強食の世界に現れた、伝説の暗殺拳"北斗神拳"の伝承者・ケンシロウの生きざまを描くハードボイルドアクション。
バイオレンスものは苦手だけど、コレは別。
ラオウの「わが生涯に一片の悔いなし!!」は名言。
黒王馬もアレ、馬じゃないよね、もう。
私はトキが一番好きでした。
トキとラオウの兄弟愛も泣ける・・・。
ゆうゆう的まとめ
ほかにも『ちびまる子ちゃん』や『ホットロード』などなど、80年代の人気漫画はたくさんありますよね~。
書いてるうちに、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
大人になってマンガを読むことは少なくなりましたが、外出もしにくい中、たまに電子書籍をチェックしています。
どれも面白い漫画なので、気になったらぜひとも見てくださいね~!
ゆうゆうでした。