お正月の松と南天

今年も無事お正月を迎えることができました。

ただ年々自分の中で「お正月らしさ」がなくなっているように感じます。

まず大掃除。

昨年は全く大掃除をしませんでした。

年末の掃除は寒いので、掃除は気候のよいときに少しずつするように。

結局年末の掃除らしい掃除は玄関だけで、しめ縄と松と南天を飾るだけにしました。

 

大晦日は巻きずしなどのお料理と元旦に食べる簡単おせち(風)を作っただけ。

胡瓜まき

 

それでも朝から夕方までずっと台所で立っていたので「次回は買ってこようかな」などと思っています。

私が台所にこもっていると夫も私に気を使うし、子供たちとも一緒に遊べない。

買えるものは買ってきて、そのぶんできた時間で家族とゆっくり過ごすほうが有意義なように思えます。

でも、実はここ数年、毎年同じようなことを思っているんです。

それでもやはり、作ってしまう。

 

「正月らしさ」がどんどんなくなる中で、なんとか「正月らしくしておきたい」と言う気持ち。

1品1品心を込めて正月料理を作って新しい年を迎えたい思い。

大晦日の食事やおせち作りは、私の中にある年末年始のイメージそのもの。

 

思えば私が子供のころは、母がそれこそ2、3日かけてお節を作っていました。

ストーブの上でコトコト作られる黒豆。

濃いめの味付けの煮しめ。

ピリ辛のコンニャク。

1年に数回だけ出てくる餅つき機。

そういう情景がシッカリ頭の中に残っている。

大晦日の夕方にはクタクタになっていますが、それでも家族がワッと喜ぶ姿やお正月のテーブルに並ぶハレの日料理を見ると、自分も嬉しくなってしまいます。

簡単おせち料理

 

2020年は春からコロナ一色で、子供たちが学校が休みになったり、アチコチ遊びに行きにくくなったりしてメリハリの少ない年でした。

特別なお料理でイベント力が高まり、少しは年末年始らしくなったかな、と。

 

ただ年々体力がなくなっているので、時間の使い方や優先順位を考え、自分の中の「らしさ」を少しずつ変えていく必要もあるかも知れません。

いろんなことが簡素化していくのは寂しいけど、その中から大切なものを選んでいきたい。

2021年はもっと「自分」を見つめ、毎日に感謝しつつ楽しんで過ごしていこうと思っています。

良い年になりますように。

 

ゆうゆうでした。

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